見出し画像

良質な生乳は、”小さな積み重ね”が全て

今年もいよいよあと2日。
牧場で年の瀬だなぁと思うのは、小さな鏡餅が飾られるぐらいかな。 
今朝も日の出前に一通りの仕事を終え、一旦、家に戻ってきた所です。

小さな改善を毎日積み重ねる

毎朝の餌やりの手順について今朝、少しスタッフ間で打合せしたんだけど、ちょっとしたムダを減らすために明日から少し工夫してみることにした。
牛が食べる以上の餌を入れても仕方ないから、適量の餌をやりつつ、無駄にしないように。

自分達の食べたいだけ食べたらあとは放置・・・(笑)

良質乳を生産するという至上命題

中央酪農会議という団体があってそこには、酪農家が取り組むべき”良質な生乳”を生産する上で考慮すべきことが簡潔にまとめられています。
月に3回の乳質検査結果を見ると、おおよそ、ちゃんとしている牧場とそうでない牧場って見分けがつきます。

良質な生乳からおいしい乳製品ができあがる

あまり品質のよくない生乳だとチーズ製造時の歩留まりが悪かったり、もちろん、風味・味にも影響が出てきます。 乳業メーカーの方々はそうした状況の中でも一定の品質・味を確保するために、酪農家と同じかそれ以上に努力されているはずです。

仔牛が産まれた。 新しい仕事の始まり

母牛に舐めてもらう為に前に連れてきたところ

今朝も仔牛が産まれました。 

仔牛を温めるやつ
中を温めて乾かします

常に清潔な状態でおいしい餌をたべてもらう

分娩を終えた牛は、いよいよ、搾乳牛としてお仕事をしていただきます。ちゃんと寝床をキレイに整え、食べ残した餌は掃除し、常に美味しい餌と水を取れるようにしておく。 仔牛はとっとと引き離す^^;。

今日も小さな積み重ねを当たり前のように・・・

いつ見ても、綺麗な状態の牛舎は、古くても空気は澱んでいません。もちろん、換気もこまめにしてます。 道具もいつも定位置に置いてある。毎日、ちょっとしたことも放っておかずにすぐに手を打つ。そんな積み重ねをすることが良質な生乳を皆さんに届ける事につながっています。5年前の牧場に比べたら今の状態は大きく改善されていることが沢山あります。 小さな積み重ねって後から効いてくるんです。

年末年始も牛は休まないので、僕たちも休みません(笑)。
平常営業が続きますが、気を抜くことの無いように。 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?