住み開きするシェアハウス"はちとご"のこと
2021年の10月末に地方都市の大学から徒歩3分の距離にある一軒家を借りて、それからシェアハウス(ルームシェア)として共同生活の場にしている。
住みたいと言ってくれる人と一緒に暮らしているほか、家の一部を地域社会に開く「住み開き」という在り方をしていて、地域の方が共有スペースの利用やイベント参加などで出入りする。
そういうのを、説明がめんどくさい時は
「大学のそばに一軒家を借りて、自分の部屋以外を地域に開放しています」
などと言っているのだけど、毎度雑だなあ(引きはあるけど)とはちゃんと思っている。
お引越しのことをnoteに書いて以来、この家のことや暮らしのことを書き残してこなかったから、もう暮らし始めて1年経つというこのタイミングで慌ててアーカイブを始めようとしている。
そういうわけで、手始めに我が家”Co-living はちとご”の紹介をさせてください。
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住み開きするシェアハウス
改めて、家の名前を”Co-living はちとご”といいます。
ここは、住み開きするシェアハウスです。
▲初期の住人の方が作ってくれた素敵ロゴ
この記事にたどり着く人は「シェアハウス」というものはなんとなく理解している人が多いと思うのだけど、一応定義を確認しておくと以下の通り。
問題は、「住み開き」の方。この言葉を「あー、はいはい。いいね。」と既に知っていて理解してくれる人とはすぐ仲良くなれそうと思っている(実際仲良くなれることが多い)。もしくは、「初めて聞いた言葉だけど、文字面だけでだいたいどういうことかわかる」という人は、きっと住み開きの才能があるのでぜひ我が家に入居してほしい。
さて、実はこれは僕の造語などではなく、ちゃんと世に出ている言葉である。
住み開きに僕が出会ったのは学生の頃。アサダワタルさんの『コミュニティ難民のススメ』という本のなかで、”2畳大学”という世界最小の大学を自宅で開く梅澤さんのことを紹介していたのを読んだ。そういう暮らし方があって、自分も出来そうだなとは思っていた。
その後、同じくアサダさんの『住み開き―家から始まるコミュニティ-』を手に取った。上で書かれている「関連書籍」というのはこっち。
つまり「住み開きするシェアハウス」は、何人かで共同生活をする家の一部を住人以外も出入りできるスペースとして活用している家ということだ。
うちが開放しているスペースは、家の第二リビングみたいな位置づけで”はなれ”と呼んでいるのだけど、そこはさながら「私」と「公」の中間地点のように思っている。
僕は「民営の公民館とか公園みたいな場所になればいいなと思っていて」と話したりもする。
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みんなのリビングとして
そういうわけで、我が家では時折イベントが発生したり、来客があったりする。写真を見返すと、住人もそうでない人も境界を曖昧にして過ごしている。
毎週月曜日の朝に恒例の、コーヒーやお茶を飲みながら集まった人で過ごす朝活会があったり、
それぞれが黙々と作業したり、
急に対話的なミーティングが始まったり、
縁側で過ごしたり、
ホワイトボードに何か書いていたりする。
お庭では、藍染めをした日もあるし、
ダンボールで家を作ったこともある。
畑をつくりたいと誰かが言えば、大家さんに許可を取って庭を耕し、
立派に育ってちゃんと収穫をした。
畑をみた大学生の子達がサークルの活動としてひまわりを植えたりもした。
しっかり咲いて良い感じになったね。
読書にいそしみ、
おもちゃで遊んで、
おしゃべりをして、
一緒にご飯を食べる…!
暮らしを共有して
昨年の11月1日に前の家を引き払ったので、このnoteを投稿する今日でちょうど1年経った。
(本当はもっとこまめにアーカイブを残していくつもりだったのに1年間サボった結果、ため込んだ写真たちをはき出すような記事になってしまいました。Instagramアカウントのハイライトから暮らしの様子を見ていただけます…!)
たくさんの人が足を運んでくれて、何人かが同じ家に住んでくれた。
暮らしを共有して、それぞれが思い思いに過ごし、そして「じゃあまた来るね」と言って帰っていく。
友達が用もなくふらっと遊びに来て、何か差し入れをおいていったり、一緒にご飯を食べたり、相談に乗ったり、「私」と「公」が混じりあうこの暮らしが性に合っているらしい僕が始め、いつも何人かで暮らしてます。
茨城県水戸市の茨城大学のすぐそばに、住み開きするシェアハウスがあります。僕らは借りている一軒家で、暮らしを共有しています。
名前を”Co-living はちとご”といいいます。
いつか来てね。また来てね。お待ちしています。
(もし興味を持ってくれた方がいれば、InstagramやFacebookからご連絡くださいね。)
最後まで読んでくれてありがとうございました!
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