それは幸せな引っ越しでした

名前も知らない業者さんにお金を払うよりも、友達に手伝ってもらってお礼にご飯を奢るほうがいい！楽しい！！

それが「幸せな引っ越し」のスタート地点だったと、いまになって振り返っている。

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2021年の大きな変化として、10月の末から11月にかけての水戸市内での引っ越しがありました。引っ越し先は「5LDK庭付きの一軒家」。友人たちと何人かで暮らすことを考えて借りたこの賃貸戸建てへの引っ越しは、今思うとなかなかに無謀なスケジュールで行われました。

入居前のハウスクリーニングは断り、引っ越し業者も依頼せず、自力での引っ越しを決意。勝負は鍵を受け取ってからの土、日、月の3日間でどれだけ新居を綺麗にし、僕の愛車フィットには載らない大きな家具を運び込めるかどうか。

そんな無謀の計画を自力でといってもそんなのは土台無理な話で、「誰か手伝ってくれるだろう」という淡い期待をもって、イベントを3日連続で立ち上げてみました。このnoteは、そんな期待が奇跡のように実現した、幸せな引っ越しの記録。

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DAY 1：暮らしの始まりにバルサンの儀式を

鍵を受け取った土曜日は、できるところのお掃除から始めて、最後に一家丸ごとバルサンを焚いて害虫対策をする日に。

なんと作業の開始時刻きっかりに表れた、つい先日知り合った大学生と一緒に家の窓を開け放つ。

増える大学生たち。嬉しい。

掃除の後は、まだ何もない部屋でピザを頼みお疲れ様会。この子たちは大学1.2年生で、コロナ禍に入ってからの大学進学。新歓やサークル活動もままならない社会情勢でここまで過ごしてきて「なんか大学生っぽいです！」という言葉に、少し胸がきゅっとなった。

このあと「バルサンの儀式」を行いました。

そこそこ笑える「バルサンの儀式」の様子はこちらのイベントページから（noteの仕様で動画は上げられないので）。ディスカッションのところをご覧ください。

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DAY2：雑巾がけNIGHT

翌日に大きな家具家電を運び込むため、ここでなんとしてもお部屋をピカピカにしておきたいよ！という趣旨のNIGHT。

早速、前々から「手伝うよ！」と言ってくれていたお姉さんがひとり。

そして、業者かと見間違えるほど大量の掃除用具を持って現れた家族。彼らなしに今回の引っ越しは語れない、塩畑家の登場である。

この日、この瞬間から、現場監督は僕ではなく塩畑家になりました。

ここでようやく入居予定者が参加。ここでようやく。

自分が住まない家の風呂場をこれでもかと磨く。

ご飯はみんなで焼肉にしました。奮発したので「こりゃあ、明日も手伝いにこなきゃな！」と塩畑家。ありがたや・・・。

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DAY3：引っ越しとは筋トレである。

いつもお世話になっている阿字ヶ浦の人、ノブさんに軽トラックを借りた唯一の日。ここで冷蔵庫やら洗濯機やら、重いものを運びきらないとその後が詰むという重要な一日。

まずは借りてきた軽トラで元の家に行き、ソファや冷蔵庫を載るだけ載せる。軽トラは自動車学校以来のマニュアル車。ちなみにこちらのもじゃもじゃのお兄さんは新居の近所に実家がある、理学療法士と調理師の資格を持っているというよくわからん経歴の大越さんこと「こっしー」。住みはしないが、我が家の初期メンバーです。

2回のエンストをはさみ無事（？）に新居到着。
しかし、ここでこっしー「ちょっと仕事あるから一旦抜けるね～！」とのこと。荷物を降ろす戦力を失い、途方に暮れる。

先住民ならぬ先住猫と対峙。目つきの鋭さから「大佐」と名付ける。

入居予定のすみれが登場。そして…！

塩畑家到着で一気に形勢逆転。奇跡のような引っ越しが始まる。

お掃除の様子、本当に嬉しい光景でした。
よかったらこちらのイベントページからご覧あれ。

この日のご飯は、子どもたちもいるということでこっしーにお願いしてタコスパーティーに。

おさい銭箱をつくったら材料費がそこそこ回収されました。

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幸せな引っ越し

こんなにもたくさんの人が、手伝いに来てくれる引っ越しが他にあるだろうか。イベントを立てた時は「数人来てくれたらいいな」くらいで、でも「だれも来ないだろうな」と思っていて。

それがこんなに賑やかで、記録にも記憶にもちゃんと残る楽しい出来事になったことは、この上ない幸せです。

写真を見せながら説明すると「すごいね」といわれますが、すごいのは僕ではなくて手伝いに来てくれた皆さんの心意気です。間違いない。

みんなが楽しんでくれたことが、新しい暮らしへの何よりのエールでした。

ありがとうございました！みんな、もっと開くから！もっと遊びに来てね！

▼2か月暮らして思うこと