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超豪華なスタッフウィーク(元「秘書の日」)がやって来る

著者: 六甲茂子(ロコモコ)

元は秘書の日、今はスタッフの日

以前の職場では「Administrative  Professionals Day(事務スタッフの日)」と言うものを祝った事がなかったのですが、私以外全員アメリカ人の今の事務所では、毎年「スタッフウィーク」として、1週間にわたり盛大なお祝いが繰り広げられます。

元々は「秘書の日」と呼ばれていた、1950年代にアメリカで始まった風習で、4月の最終水曜日がそれにあたります。

ボス(上司)達が、普段なにくれとなくお世話になっているスタッフを食事に招待したり、レイや花束、プレゼントを贈ったりと、かなり豪華なのです。

個人的に食事に誘ったりしたら、セクハラと言われかねない昨今、スタッフに堂々と感謝を示そうという趣旨のもと始まった習慣だそうですよ。

私のオフィスでは、ざっくりと分けて、弁護士がボス側で、それ以外がスタッフです。だから、私も一人部署ではありますが、スタッフの一員として、豪華なおもてなしを受けることができるんです。

昨年はコロナでプレゼントのみだったけれど

私が転職して初めてのスタッフウィークはとても豪華でした。オフィスのラウンジでの朝食ブッフェ(弁護士たちの手作り)に始まり、人気ショップの商品券のプレゼント、出張マジックショー、ワイキキのホテルでのランチブッフェ、オフィスに届いた巨大ケーキ、アイスクリームパーラー… と一週間毎日何かしらのイベントがありました。

しかし、昨年はコロナでリモートワーク真っ最中。それぞれ商品券とプレゼントは頂きましたが、工夫を凝らしたイベントは今年まで見送りとなりました。

今年は、オフィスはまだ完全にオープンしたわけではないけれど、ワクチン摂取も進み、オフィスの自席でzoomを使ったイベントが各種行われることになりました。

ハワイならではのレイ作り教室、zoomでのコンサート付きランチ。人気レストランからの仕出しです! そしてワッフル食べ放題デー! 弁護士達がワッフルを焼いてくれ、トッピング載せ放題だそうです、笑。

ボスの日は10月

老若男女の弁護士さん達が、揃いも揃ってスタッフをおもてなししてくれるのだから嬉しいですよね。

もちろん、そんな単純なものでは無いだろうけど、「ありがとう」の言葉で、スタッフのモチベーションが上がるのは確か。

毎年このような一週間を設けることで、ボス達との距離も近づきますよね。弁護士とスタッフがチームを組んで案件に対峙する職場ならでは。今の言い方で言うと「超ホワイトな職場」と言うことになるのでしょうか?

私のオフィスでは、飲み会と言うものは皆無です。だからこそ、このような機会にボス達の人となりを知ることができるわけですね。

何かと浮き沈みの多かった私の生活ですが、なぜだか仕事運に関してだけは、とても恵まれていると思う今日この頃です。日々感謝ですね。

感謝と言えば、もちろんスタッフだって、おもてなしを受けっぱなしと言うわけではありません。日々の仕事でしっかりお返しをするのが前提ですが、毎年10月の「ボスの日」には、スタッフ総出でボス達にランチを振る舞います。

通常はサラダ、スープ、パン、デザートなどを持ち寄り、皆でランチを楽しむのですが、こちらも昨年は中止となりました。

今年の後半は、どんな様子になっているのでしょうね。コロナも落ち着き、以前のようにボスの日のランチが楽しめれば良いのですが。

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