13歳からのアート思考 読書感想文
読書感想文とは題していますが、全体を通してのの気づきや、
発見を文章化するだけです!
読んだキッカケ
僕は、先日母とショッピングモールの中の本屋に行った時に、
母に勧められてこの本を買いました。
いや、正確には自分の本心による決定ではなく、
母の重圧に負けて妥協して買うことを選びました。
母が本屋に行って本を買うときに提示したある条件があります。
それは「樺沢紫苑以外が書いた本を買え」ということ。
僕は「インプット大全」「アウトプット大全」「ストレスフリー超大全」
「毎日を楽しめる人の考え方」など
樺沢紫苑を宗教のように信仰し、彼が書いた本ばかりを読んでいました。
他の人の本を読むとしても、樺沢紫苑が勧めた本だけです。
当然、僕は本屋のビジネス書コーナーで樺沢紫苑の
新書を探しまくりました。
最新の「19歳までに身につける7つの武器」はありませんでしたが、
一つ前の「言語化の魔力」は置いてありました。
僕は、言語化の魔力を読みたいと母に要求。
しかし、母は別の本を勧めてきました。
それが今回読んだ「13歳からのアート思考」。
母はシミを付けたスリッパに絵を描いて作品に変えてしまうなど、
僕とは正反対の「創造力」に満ち溢れた人物なので、
こういう本を読んでほしかったのでしょう。
最初は断固拒否し、樺沢紫苑以外が書いた本(樺沢紫苑が勧めていた本)を
探そうとしました。
しかし、何故か見つかりません。
見えてくるのは「行動最適化大全」など、結局樺沢紫苑が書いた本だけ。
諦めて本書を買うことを決意しました。
そして、レジで会計をする時間に自分の心に変化が起こります。
「絵を描く時は模写という安全策しか選ばない創造力が欠如した自分こそ
この本を読むべきなのでは?母は子どもの本質を見抜いていたのでは?」
という考えが頭に出てきました。
「見かけだけ良い作品を作り続けて中身が無い」という自分の致命的な欠点に気づくことが出来て良かったです。
アートは人生の意味と一緒で答えは十人十色
アートは人生の意味と同じく、人それぞれの定義が存在し、
数学の答えのように1つには決められないんだなと思いました。
他人の正しそうな答えを自分の答えとして採用するのは簡単ですが、
他人は自分とは違う人生を歩んでいる訳で、必ず合致するとは限りません。
他人に依存していると、自分の考えに自信が持てなくなり、
優柔不断などっちつかずの人生を送ることになります。
学校でよく「間違ってもいいから問題を自分で解いてから答えを見ろ」と
言われてる人がいましたが、あれは理に適ってるんだなと思いました。
学校は周囲の目が特に気になる場所なので仕方ないと考えますが、
ネットの世界ではせめて自分なりの意見を持って発信するように
心がける方が良いです。
心からの好きだけを追い求める
自分の趣向というのは本当に複雑です。
自分が好きだと思っているものでも、一括りにまとめているだけで、
細分化すると見えてくるものが変わります。
例えば、僕は「妖怪ウォッチバスターズ」が好きだと自分では思い込んでいますが、本当に妖怪ウォッチバスターズ自体が好きでしょうか。
細かく噛み砕いていくと、僕は「バスターズのマルチプレイでの交流」
「キャラのレベル上げをして99になる瞬間」が好きだという結論が
出ました。
「装備製作」「タイムアタック」などは自分にとって、
重要な要素ではないのです。
しかし、他人に説明するために、理解されるために、
人は言葉を改変し、
結局「妖怪ウォッチバスターズ」→「妖怪ウォッチ」→「ゲーム」の
ように段々と抽象化されていってしまうのです。
だからこそ、自分の心からの好きを突き詰めて、型に少しでも
合わない物は無理に続けない方が良いです。
世間体気にして我慢して続けるから、精神病になったりする人が
日本は多いんですよ。
私たちには、正直に生きる姿勢が必要です。
最終的には樺沢紫苑の意見に立ち返った
この本の要点を一言でまとめると、
「何かを鑑賞する時はアウトプット鑑賞をして、自分の答えを出そう!」
ということです。
内容としては樺沢紫苑が動画や本で述べていた「AZで行こう」と
同様のものになっています。
ただ対象がアートに変わっただけで、アート思考はアウトプット思考とも
言い換えられるでしょう。
何でも行動を起こしたら、とにかくアウトプット。
樺沢紫苑の意見は間違っていなかった!と確信することが出来た
内容でした。
ToDo
・芸術に限らず、アニメでも良いので見たら他人の意見に触れずに
自分の感想を書く。
・樺沢紫苑の美術鑑賞に関する話を再び読む。
総括
今回は13歳からのアート思考の感想文を書きました。
前回読んだ小学生向けの小説とは打って変わって内容が難しく、
樺沢紫苑の本は全てに「ToDo」が付いていたので、
本当に親切なんだなぁと実感します。
正直、正しく読み切れている気がしないのですが、
この本の感想という形で、他人に影響されない自分の意見を構築
することは出来たので良かったです。
ここまで記事を読んでくれてありがとうございました!
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