球技大会中、発達障害者は何をしていたか。
昨日と今日の2日間で行われた球技大会。
これを踏まえての経験と考えたことを書き込んでいきます。
出場する競技決め
僕は最初、運動するのが苦手なのでオセロを希望。
しかし、ジャンケンに負け、誰もやりたがらない「ドッジボール」のチームに強制的に入れられました。
ドッジボールを誰もやりたがらない理由は、みんな殺すような勢いで
ボールを投げてきて、単純に相当痛い思いをするからです。
体格が細く、力も無い僕は球技大会の日が来るのが
とにかく恐怖で仕方ありませんでした。
体育の時間に練習
僕は体育の時間、いつも体育館の隅っこに居て突っ立って
頭の中でずっと考え事をしています。
しかし先生が「球技大会で出場するスポーツの練習を各自するように」
と言ったため、ケガする覚悟で練習をするはめに。
最初はいつも通り隅っこにいましたが、チームメイトに
直接声を掛けられてしまいます。
こうなると、もう行くしかありません。
幸い、同学年の人たちは僕の下を向く姿勢から「ヤバイ人だ」という雰囲気は察してくれていたので、真っ先に標的にはなりませんでした。
しかし、最終的に一人になると、ぶつけたい気持ちを我慢できない人が僕に思いっきりボールをぶつけてきて、それはとても痛かったです。
本来忖度なしでやるのがスポーツなので特別扱いしてくれただけ、
感謝したいと思いました。
本番
あっけなく高学年の生徒にボールを当てられました。
しかもその生徒がラインを超える反則をしていたので、
僕は外野に行けず何度も被弾。痛い。
1回戦で敗退しましたが、本命の「やりたいこと」が決まっていたので
比較的早く戦地から抜け出せて嬉しいという感情が強かったです。
勉強廃人
本命のやりたいこととは、「勉強」です。
皆が対戦している間も、僕以外全員が応援しに行っている時も、
ずっと勉強。
立ち歩いたのはトイレの時だけなので、首、肩、腕とあらゆる部位が
痛くなり、手も金縛りのような状態に。
自分では気が付きませんでしたが、母に鉛筆だこ(?)が出来ている
とも言われました。
今回はASDのスキル「過集中」が発動したので、たまたま長時間勉強
出来ましたが、普段はADHDの短所が邪魔してくるので集中力が続きません。
普段より多くの勉強時間を確保できたという点では嬉しかったです。
悪い方ばかりに目が行く
勉強をずっとし続けたのは良いのですが、僕は劣等感の塊で自分に自信が
なさすぎるので素直にポジティブなことに目を向けられません。
2日で10時間の勉強量は、ガチガチの進学校の人と比べたら少ないと思うし…
自分だけ一切、感動も喜びも無い日々を過ごしたという気持ちもあるし…
周りに流されず自分の信念のもと勉強を続けたのは
良かったのですが、どうしてもネガティブな気持ちは晴れません。
写真撮影/ホームルーム
写真撮影は、しかめっ面。
ホームルームは先生の球技大会を通しての振り返り話を無視して、
その時間も勉強。
興味関心が0で時間が勿体ないので、こういう行動に出ましたが、
僕は余りにも人格が歪んで薄情な最低人間なんだなと思いました。
批判を避けるためだけの勉強
僕は人から批判されることを避けるためだけに勉強をしています。
当然、各科目の学習内容に対して心から好きと思えることもなく、
「批判がない環境」では自分の意思で勉強を始めるのが難しいです。
そして専門学校が第一志望で大学には行きたくないという気持ちが
強いので、学んだ内容のほとんどは使われません。
それなら勉強以外の自分を成長させる活動に時間を使うべきです。
しかし、「勉強すること」が正解とされる環境で、勉強をし続けると
人から褒められて承認欲求を満たせます。
自分の劣等感も打ち消して一時的には見えない状態にすることが出来ます。
そのため、ひたすら同じことを続けるだけで、皆から称賛される環境に
依存し僕は自分の本心に抗って本来やるべき行動を起こせません。
そして、それが高校生という段階で一区切りとなり、今まで無視してきた別軸の努力が必要となる「社会」にこれから放り出されます。
気持ちの葛藤がある中で、都合のよい「勉強」という作業を
辞められないのが怖いです。
総括
今回は普段より言葉が思いつかず、文章を書くのにかなり時間がかかってしまいました。
でも記事を書くことを投げ出さずに不十分だとしても最後まで
書き上げられたのは良かったです。
ここまで記事を読んでくれてありがとうございました!
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