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【アホウドリ】生態も飛ぶ姿もすごい!24hライブカメラ♬ヒナは今?アルバトロスはすごい!inニュージーランド

初めてアホウドリが頭上を飛んでいるのを見つけた時の感動は一生忘れまい!

希少価値があるだけでなく、この鳥は知れば知るほどすごいのだ。

・翼を広げると3メートル
・年間19万kmも飛んでいる
・子育てにはほぼ1年かかる
・だから卵を産むのは2年に1回、1個ずつ
・一夫一婦制
・巣立ち後、4~10年は海の上

今年、かつて住んでいたニュージーランド南島の学園都市ダニーデンを再訪した。その街の陸続きの岬先に、アホウドリコロニーとセンターがある。離れ小島ではなく、人の生活圏の本土にコロニーがあるのは、世界でもここだけ!
ロイヤルアルバトロスと言われる種が毎年そこで子育てをするのだ。


生態や保護活動について学べる。観察小屋が奥にある。

そこに24時間ライブカメラ(↓)があるので、ぜひご覧ください。見る時期によって、様子が違います。

この記事を書いている8月は、飛ぶ練習をしたり、フワフワ羽毛がぬけていき、体重が適度に減りつつある。まさに、巣から飛び立つ準備中。
この下は、崖‼
強風の中、一気に飛び立つのは、恐ろしかろうと思うのですが……。

* 🌞 * 🌞 * 🌞 * 

【子育ての流れ】(参照:DOC
★11~12月
岬に到着して卵を産みます。
まんべんなく温めるために、オスメス交代でがんばります。

引用: Sharyn Broni | DOC

★1~2月
穴が開いて、羽化するまで3~6日かかる。卵が孵るまで11週間もの長い間、卵を温めたことになります。
ハエが卵やヒナにウジ虫を産む可能性があり、それを防ぐためハッカのスプレーをかけることを人間がしています。ヒナが、死んでしまう最大の原因がハエなんだそうです。
生後、3週間するとヒナは大きくなり、親鳥の下に入りきらないので巣の近くにいる姿が見られるようになります。

★3~4月
より多くのエサが必要になり、親鳥は頻繁に巣を離れるようになります。ヒナの足は強くないので、巣の近くで遊ぶヒナの姿が見られます。

私が訪れた3月上旬の親子の様子

★5~6月
100日まで成長すると、オスとメスの違いが出てきます。オスはメスより大きく、攻撃的になるようです。ヒナは、フワフワの羽毛が減っていく時期で親の姿に近づきます。

★7~8月
ヒナの左足に識別のためのバンドが付けられる時期です。羽を伸ばしたり、地面で羽ばたいたり、筋力をつけて飛び立つ準備が見られます。巣立ちの準備をしている間に、ヒナの体重が軽くなります。つまり、練習に入る前が一番、ぼってり大きい体になっています。

★9~10月
巣立ちです。ヒナが巣立ったら、4~10年の間、このコロニーに戻ってきません。
親鳥は、ヒナがいなくなったことに気づくと、次の繁殖に向けてエネルギーを蓄える時期に入ります。ほぼ1年かかる子育てで、全力を出し切ったのです。2年に1回だけ、卵を産むのでしばらく子育てはお休みです。

★10月
次の成鳥が12か月の海の上の生活を終えてコロニーに到着し始めます。縄張りはすでに確立されているようですが、その中で巣作りを始めます。
より若い鳥も年末から新年にかけて姿を現します。

 * 🌞 * 🌞 * 🌞 *  

アルバトロスコロニーセンターを訪れると、そこから巣の様子が見られる観察小屋に入ることができます。
風の強い日は、雄大な飛ぶ姿が見られます。

私のつたない撮影映像ですが、ぜひご覧ください。
強風で腕が持っていかれるほどだったため、その音も入っているので音量は抑えめにしてから再生してみてくださいね。

アホウドリの飛ぶスピードや迫力は、カモメとは段違いです。ほとんど羽ばたきもせず、グライダーのように飛ぶのです。崖の近くでターンする様子など、圧巻です。

よちよち歩く陸上の姿と空での姿のコントラストも魅力です!

ライブ映像をぜひ楽しんでみてください。
もし、ニュージーランドに行こうと思われている方がいらっしゃったら、ぜひダニーデンも旅程に組み込んでみてくださいね。

Dunedinの街は、オタゴ大学がある学生都市。写真は大学の事務局が入っている建物!

読んでいただいてありがとうございました。

鳥見はつみょん💛




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