大河ドラマ

3〇歳にして、大河ドラマにはまっている。

そもそもドラマを見るという習慣がこれまでなかった。
私はお話を一気に楽しみたい派なのだ。
それなのに毎週決まった時間に始まってきまった時間に終わって、しかも「続きが気になる…!!」の状態で一週間放置されて、なんの拷問ですかって感じだ。
燃え上がった熱量を維持したまま最後まで見たい。
だから今のこのサブスク全盛期万歳って感じである。
見たいときに見たいだけ見られるのは幸せ以外のなにものでもない。

発端は「篤姫」だった。
私の両親は共に鹿児島出身である。
離婚しているので現在父は実家のある鹿児島県に住んでおり、母は私の近く関東地方に住んでいる。
年に一度は父と祖母の元へ帰省しているのだが、まあ当時大々的に篤姫フィーバーしていた。
そのときはまだ全然だったから、鹿児島空港に置いてある原作本の方が気になっていた。
保安検査場を超えて搭乗口近くの売店で見付けたから諦めた。
上下巻で結構重かったのだ。
鞄にも隙間がなく、機内に持ち込むの大変かもと下唇を噛んだ。
未だに欲しい。
思い出したのでそろそろ買おうかな。

話が逸れたが、その後「西郷どん」で再び鹿児島県は盛り上がった。
私はまだそのときも「いつか観たいな」で終わらせていた。
あのお祭り的な雰囲気の鹿児島空港、観光ガイドに微笑ましい気持ちになって終わった。

そして、新型コロナウイルス時代到来である。
当然帰省も出来なくなり、不要不急の外出も禁じられた。
私は基本インドア派なので「家にいていいの? オッケー!」みたいな軽いノリだったのだが、これが予想外に長引いた。
そこでとうとう動画のサブスクサービスに入り、そこでおすすめされていた「篤姫」に手を出した。
鹿児島が恋しい気持ちもあったのである。

初めての大河ドラマは「篤姫」。これがものすごく面白かった。
キャストも豪華だし、話数もあるから1クールで終わるドラマには詰め込めないであろう情報量で、見所があり過ぎて困った。
見終わった後の余韻が凄かった。
そして私はまんまと大河ドラマにはまった。

「利家とまつ」、「天地人」、「江」、「平清盛」、「軍師官兵衛」、「真田丸」、「おんな城主直虎」、「西郷どん」は視聴済みである。
そして今「鎌倉殿の13人」を見ている。
これを見始める直前、「真田丸」をレンタルDVDで見た。
「真田丸」は配信してくれていない。
俳優さんの事件やらなんやらの事情だと思う。
それでも見たかったのでレンタルして、「やっぱり面白かった」と満足した。
よし次は「鎌倉殿」を見ようと息巻いていたらとある事件で「鎌倉殿」が配信されなくなり、非常に悲しい思いをした。
幸い「作品に罪はない」と現在は配信を再開しているので、毎日楽しませていただいている。

大河ドラマには魔力があると思う。
見始めたら途中でやめられない。
見ても見てもまだ続きがあるという安心感が、今日も私の時間を奪う。

今日はただ単に「大河ドラマが好きです」という個人的な趣向の話。
面白いのでおすすめです。

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