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[感想]【差別と偏見のはざまで】戦争が生んだ子どもたち ワールドメディアフェスティバル銀賞【ABCテレビ ドキュメンタリースペシャル#11】


戦後日本で苦しんだ人々

 戦争が終わって長い時間が経過して生まれた世代なのもあるだろうが、私は生活する中で白人と日本人の混血の方や、黒人と日本人の混血の方と交流する機会はなかった。小学生、中学生の時、第二次世界大戦で苦しんだ人たちが日本にもいたと、わずかに聞かされたのみである。このドキュメンタリーを観るまで、戦後の日本国内にも、多くの苦しい思いをした人がいるとはほとんど知らなかった
 戦争が終わり日本でアメリカ兵が駐屯するようになる。その人たちの相手をする水商売の日本人女性がいた。その人たちの子供である。アメリカ兵からすれば遊び相手と出来てしまった子供だろう。その証拠にアメリカ兵は時期になったら、日本人女性と子供を残してアメリカに戻っていった
 残された母と子は苦しい生活に耐えなければならなかった。生活に耐えかねて見捨てられた混血児も多かったらしい


戦争と子供たち

 アメリカ軍の基地がある沖縄では、アメリカ兵の暴行事件がまれにおこり、ニュースになることがある。戦争が終わって直後、アメリカ兵は日本に駐屯地で生活した。そのアメリカ兵たちの相手をする日本人がおり、そのアメリカ兵と日本人の子供である。日本ではガ◆ジン扱いで、アメリカに里子に出されればジャッ◆と差別を受けた
 現代でも差別は残っているが、このように表立っての差別は、聞くに堪えない話である


多くの人生を歪めた戦争

 普通に生活する中で、私はこのような人たちがいると知らなかった。戦争は生活から遠いものだからである。今イスラエルで虐殺が起きているらしい
が、戦争や虐殺は避けるべきである
 戦争を知らない我々は歴史の傍観者であるが、戦争を知り続けることが今を生きる人間が出来ることではないだろうか


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