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レオナルドディカプリオが天才詐欺師、トム・ハンクスがFBI[映画 catch me if you can 感想,批評,レビュー,あらすじ]

家庭内の不和

 レオナルドディカプリオ演じる天才詐欺師、フランク・ウィリアム・アバグネイル, ジュニア(Frank William Abagnale, Jr.)は両親の離婚をきっかけに詐欺に走る。
 つまりフランクは、家庭内の不和が原因で非行に手を染めたということになる。ごく自然な流れでフランクは悪い道に進んだということである
 フランクの父親が経営している店が傾いて、その結果母親が不倫に走った。フランクに非があるとは言い難い不運であるが、これが人生である
 頭がよかったフランクはうまく詐欺をやり大金を得る。女性を口説くのもうまい、とフランクは良くない道に才能を示していく
 フランクは小切手のからくりをよく理解していた。抜け穴を見つけ出して大きな利益を手に入れたということである

 感想

 IQ210という知能があれば何でもできるだろう。しかし家庭内でのショッキングが出来事が人をだますという流れにつながった。フランクは年齢ゆえ経験が足りていないにも拘わらず、大胆にもパイロットに成りすまして飛行機に忍び込んだ。並みの精神力ではできないだろう。実話を基にしているらしいので驚きである
 IQ210というと平均であるIQ100よりも110高いということになる。途方もない数字であり、二週間勉強しただけでアメリカの司法試験に合格したというのも筋が通っている
 後半、トム・ハンクスが演じる刑事がフランクに情けを感じて肩入れをしていたが、この点は映画的である。転校した先で教師のふりをするというのも映画的であるが、IQ210という頭があれば、ありえなくはない
 観ている者としては、レオナルドディカプリオがめちゃくちゃやって面白い、という感想になる。映画の主題としては、家庭内の不和が、子供を非行に走らせる、ということになるのではないか
 すごく面白かったので、観て損はありません。どうぞご覧ください


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