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ハトヨガ的読む連載62 春に労わりたい肝臓と胆嚢


嵐のような雨が夜通し続き、午前中も寒々しい雲行きだったところが、昼を過ぎて、晴れ間が広がると急に暖かくなってきましたね。桜の開花して、春本番!

寒さで布団から出るのがおっくうだった季節から、うってかわって冷えを感じることがなくなり、起きてから動き出すのが格段に軽くなりました。気温や気圧の変化によって体の反応って正直ですね。

母校UTLのオンラインクラスで開催されている中医学や東洋医学の知識をもとにした、ヨガのポーズや経絡のツボ、そして薬膳に基づく食べ方、暮らし方も楽しく学んでいます。

先生方が強調するのは、春の時期には、五臓のうちの「」とそれに呼応している六腑のなかの「」のケアを大切にしましょうと共通しておっしゃられます。

肝臓・・・お肉で言うとレバーですが、血がたっぷりと貯蔵されている臓器。血液を体の各部にデリバーリーする役割を担当してくれている大切な臓器です。
実は、夜になると目が疲れて見えにくくなるのも、肝臓から届けられる血液が不足してくるから。スマホやパソコンで目を酷使する現代人は、目で大量の血液を消費しすぎて、肝臓からの配給が滞る傾向にあるようです。(すごく思い当たります・・・・)肝臓も酷使していることになります。

暮らしのヒントとして、深夜23時から真夜中の3時までは、胆嚢と肝臓が休息する時間にあたり、この二つの臓器をきちんと休ませるためには、夕食の時間をなるべく早めに軽くすませ、睡眠前には消化が終わっている状態にしてあげましょうと教わりました。

漢方の考えの体内時計が説明されているサイトです。どちらも、深夜は胆嚢と肝臓の休息時間とされていますね。

アーユルベーダの考えでも、睡眠の少なくとも3時間前に食べたものが消化されるように食事の時間と就寝時間を調整しましょうという教えと共通するだけに、とても納得がゆく暮らしの知恵だと思います。

これから一年を乗り切っていくために、春の体の不調は整えておきたいですが、現代的な暮らしで、厳格に食事と睡眠のパターンを調整することは難しいかもしれません。できれば、週に2日だけでも、肝臓、胆嚢をいたわるために睡眠、食事時間のリズムを整えて、内臓を労わってあげたいですね。
自戒を込めて・・・お花見や歓送迎会での飲み過ぎに注意して過ごしましょう!

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