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勝手に好きになって勝手に失恋した気分

最近好きになった歌がある。
これから綴っていく内容的にタイトルは伏せるのだが(え?)、どうしようもなく優しい声で歌われる夏らしく軽快なメロディーライン、爽やかな片想いを描く言葉、それを素敵に彩り心ときめくような音を奏でる楽器たち。ああ夏だわぁ〜恋っていいわぁ〜〜と思い出させてくれる歌に出会った。

この歌をおすすめしてくれた友人はSpotifyだ(Spotifyを擬人化してるやばい人は私)。
彼女(=Spotify)は度々、ピンポイントで私の好みにぴったりの歌をおすすめしてくれる。

今回も私専属のDJ(=Spotify)が、ふいに流してくれた楽曲がその歌だった。

歌い出しから印象的なその歌。
車で流しながら聴いていると、どこか遠くまでおでかけしたくなるような。
恋の始まりを思い出し、懐かしさとときめきでなんとも切なくなるような。
気付いたら何度も繰り返し、その歌を聴いていた。

いつのまにか自然と隣にいた…そんな感覚でその歌が好きになっていたのだ。
まさに恋である。
あ〜〜こんな気持ち久しぶり(うるさい)。


最初は歌を聴くだけで満足していたのだが、繰り返し聴いているうちに「どんな人が歌っているんだろう…」と気になって来た。

そう思った2秒後には、YouTubeで検索をしていた。

MVがある!!!

早速再生をしてみる。

おお…雰囲気、いい感じ…!
ほーほー、こういう人が歌ってるのね。思ったより若いな…少年みたいだ…(感想が老けている)

そんなことを考えながら観ていたのだが…

補足すると、これは男性が素敵な女性に片想いをする歌だ。
私は勝手にその男性目線で、片想いのお相手の女性像を作り上げていた。

きっと髪が長くて、ワンピースがとっても似合って、笑顔が素敵で、なんだか儚げで、どこか掴みどころのないミステリアスな雰囲気があって…

そんな風に私の頭の中にはもう、この歌の女性像ががっつり出来上がってしまっていたのだ。

しかし…

MVの中に映る女性は、やたらノリノリで踊っている。満面の笑みで、華奢な腕を振り回して。

…え?

とにかく踊っている。

…ん?んんん?んんんんんんんんん…

違和感しかない。
男性の隣でこれほどノリノリで踊る女性は全く想像していなかった。

なんか…コレジャナイ………

勝手にイメージを作り上げて、それと違ったら幻滅するという、恋に恋していた時代の失恋のような。
大好きな小説が実写化されると聞いてワクワクしていたら、想像とかけ離れたキャスティングが来た…!!!!というような。

そんな気持ちになっていた。
とにかく、私が思っていた雰囲気ではなかったのだ。

いや、でも調べたところ、この歌を歌う方はどうやら22歳らしい。
私とはひと回り程も歳が離れているのだ。
恋愛観が違って当然である。

あの爽やかで切ない片想いのお相手として思い描く女性が全然違っても、なんら不思議ではない。
まあでも、そもそも人間なんてみんな違うんだから、思い描くものが全部一緒の人なんてまず居ないのよね。MVで表現される世界観が私の想像とかけ離れていても(言い過ぎ)、この歌の良さが変わる訳ではない。
というかそもそも、私の読解力ならぬ聴解力が足りなかっただけの話では???
すべての違和感は私の問題なのでは?????

いや、まあまあまあまあ落ち着いて。
想像との違いに驚いただけなんだよね。


ねえ結局誰の何て歌なの?と思った方。
お問い合わせ欄からご連絡ください(そこまでする人はきっといないでしょう)。

素敵な歌のMVがイメージと違ったからと言って、名指しで批判するのはなんだか申し訳ないのでね(ここまで言っておいて)。

なんやかんや言いつつ、とってもいい歌なんですよーーーーー。


いやでもさ、歌の中ではどう読んでももどかしい片想い的な位置付けにある二人の関係性が、MVの中ではイチャイチャラブラブのカップルにしか見えないのおかしくない?!?!!!
ねえ、おかしいよね?!?!?!!!!!!
今の若者は付き合ってない二人があんな距離感なの?!?!!!!ねえそうなの?!?!?!!!!!!!



…キリがないので今日はこのあたりで。
ガリガリくんでも食べて落ち着くとする。

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