八極拳の「千招あるをおそれず、一招熟するをおそれよ」!!李書文八極拳の練習過程!!
八極拳の伝承には、「千招あるをおそれず、一招熟するをおそれよ」という言葉があります。
特に、当道場は、「神槍・李書文」(李氏八極拳)の系統の「八極拳」を練習しているため、このような言葉を重要視します。
上記の言葉は、一般的には、数多くの技を覚えるより、一つの技に熟達する事を言います。
しかし、当流では、少し違った意味に解釈しています。
もちろん、練習内容を限定する事は大事です。
多くの種類の練習をしても、「質」が変わらないためです。
また、一つの技に限定して練習すれば、それが、根源的な技術であればある程、他の技の技術の底上げとなる事は事実です。
しかし、一つの技法のみの訓練では、実際に運用する事は出来ません。
上記の言葉は、一つの技法のみを練習する事を意味していないという事です。
そのような意味でとらえるなら、多くの「套路」(型)は、必要なくなります。
現在、複数の「套路」(型)が存在している以上、そこには意味があるはずです。
当流では、上記の言葉の解釈として、「千招」を含む「一招」という意味でとらえます。
つまり、一つの技法の中に、千の技法を内包させるという事です。
これは、複数の技法を一つの技法の中に内在させ、まとめるという意味でもあります。
つまり、「単純」な「一招」の中に、「複雑」な「千招」が内包されているという事です。
当たり前の話しですが、このような「一招」を構築する為には、千の技法を練習し、知っていなければなりません。
経験していない技法を、「一招」に内在させる事は出来ません。
そのため、複数の「套路」(型)が、現代にも伝わっており、教習しているのです。
つまり、当流では、多くの経験の中で集約された技法の事を「一招」と表現しており、ただ単純に一つの技法のみを練習する事を「一招」とは言わないという事です。
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