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『リーダーシップとは?』自分のための備忘録

年始からスタートした社内有志によるプロジェクトに参加しており、その中の1チームでチームリーダーを担っていました。今回、自分が「最終判断の責任を持つリーダーという立場になる」といういのは初めてでした。先日(3/25)第1フェーズの区切りを終えたので、短期間ながらも密度濃くMTGを重ねてチームを引っ張った経験から学んだこと・感じたことを自分用の備忘録として書きます。


前職では、プロジェクトマネジャーを担い、メンバーと協同しながら自律的にプロジェクトを進めるということはしていました。しかし、私の上にはプロジェクトオーナーがおり、悩んだりしたときに相談にのってもらったり、MTGの場でフォローしてもらったりと私がすべての責任を持つというわけではありませんでした。
※もちろん、プロジェクトを実際に進める上では全責任は自分が負うつもりの当事者意識で進めていました!が、意識せずともプロジェクトオーナーに甘えていた部分は必ずあったと思います。


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なので、今回、最終的には自分の責任でチームの方向性を意思決定し、さらにその方向に向かうためにチームメンバーに動いてもらう(「協力してもらう」が正しいかも)ことの難しさを体験し、多くの学びを得ました。この得た学びを活かさなければ、この3か月の経験も無駄になってしまうので、備忘もかねて気づきを言語化しておこうと思います。

●自分の中に”軸”をつくる

リーダーは、何かを意思決定する場面に遭遇することが多い。

そのため、意思決定をした際に、自分は「何を大事にしていて、なぜその判断をするのか」と問われても明確に答えられないといけない。また、”軸”がないと意思決定に一貫性が出ない。

そして何より、"軸"がないと意思決定そのものを自信をもってできない。また、その自信のなさはメンバーにも伝わり、メンバーを引っ張っていくことが難しくなる。

●メンバーの言葉を引き出す問いかけ

自分の中だけの視点だけでは、思考の枠は狭くなるので、メンバーから意見をもらうことは大事。

ただし、「●●について、どう思う?」だけでは、うまく意見を引き出せないこともあるので、その場合は質問の視点を変えたり、もう少し具体的な質問に変えたり、などの工夫が必要である。

その際、お互い使っている言葉からイメージすることが一致しているかどうかの確認はした方がいい。

言葉の認識がずれたまま議論するとまとまるものもまとまらない。

●最終的には自分で意思決定をする

メンバーの意見を尊重することは大事。
でも、尊重しすぎると、決めたいことが決まらないし、決まったとしても次のステップに進むための「決定」とならないことも多い。

意見は聞いても、メンバーに遠慮することなく、最終的な意思決定は、自分が「こうすべき」と思ったことに決める。
※ここで、自分の中の"軸"が大事になる。

そうしなければ、「決定したこと」を自分事として責任を持つことができなくなる可能性が高い。
(「本当はこうした方が良いと思ってたんだけどな…」となる)

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●意思決定したことをその理由とともに伝える

決定事項だけを伝えても、言葉としては伝わるけど、意思決定に対する"熱"は伝わらない。

もらった意見を踏まえ、「なぜその意思決定をしたのか?」「もらった意見に対してはどう考えたのか?」も合わせて伝えないと、メンバーは言葉を素直に受け止めないか、右から左へ聞き流す可能性が高い。

意思決定したこととその理由も伝えることで、自分がたどった思考プロセスを共有することができ、”熱”も伝わる。

●「何を」「いつまでに」してほしいかを明確に伝える

メンバーに遠慮して自分ですべてを抱え込むといつかは手が回らなくなり、集中して考えるべきことに集中できなくなる。

なので、メンバーへの依頼は遠慮せずにすべき。

また、メンバーへ依頼をするにしても、遠慮して曖昧な依頼の仕方をすると、例えば、「可能であればやって」なのか「必ずやって」が曖昧になり、逆にメンバーが困惑する。

なので、遠慮せずにはっきりと「何を」「いつまでに」してほしいかを明確にする。

●メンバーの役割を明確にする

上の項目と関連するが、メンバーに責任感をもって自律的に行動してもらうためには、メンバーが責任を持つ範囲(役割)を明確に設定したほうがよい。

そうすればメンバーのオーナーシップが刺激され、与えられた役割を全うしようと頑張ってくれる。その結果、パフォーマンスを発揮したのであれば、感謝と承認を伝えることはセットですべきことであり、リーダーの役目。

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最後にちょっと余談

ここから少し余談です。今回のプロジェクトでは、他にも2つチームがあり、それぞれ異なるテーマで進めていました。プロジェクト全体の進捗管理のため、リーダーたちのみで議論するのですが、その際、リーダーたち同士でないと話せない相談事や悩みもありました。

悩みや相談というのは、やはり同じ立場同士でないと分かり合えない部分って大いにあるんですね。

今回は小さなチームという単位でのリーダーを経験したわけですが、経営者というのは会社のリーダーであり、抱えている責任は私が経験した責任と比じゃないくらい大きいです。経営者は、経営者が集まるコミュニティに所属されることが多いですが、自分の会社に関する悩みを同じ視座から相談に乗ってもらえるのは、やはり同じ視座を持つ経営者しかいないのだろうなと改めて強く感じました。

また、「一つ上の視座をもって仕事をしろ」なんてことはよく言われますが、やはりその一つ上の視座に実際に立ってみないと見えてこないものってあると思いました。なので、経営者の視座を持つためには、自分が経営者になるのが一番早いのだと思います。

今年の目標の一つとして掲げている、クラフトビール角打ちの立ち上げはその意味でも自分の糧になりそうです。頑張ります!
(一応、少しずつですが、動いてます笑)


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インプットしたものを何かでアウトプットしたいと思い登録。いずれブルワリーを自分で立ち上げ、それを中心にビアバーやゲストハウスなどシナジーがありそうなことを始めることを妄想中。ビールを囲んだコミュニケーションでみんなを笑顔にしていきたい。