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母の旅立ち、私の見送りへの道 1月編⑥ 1/26(脳転移の可能性を示唆) 第10回/全35回

この記事は母が旅立つまでの道のり、私が母を見送るまでの道のりを綴ったものです。

今回は前回の訪問医師による検査の結果(1/23)により、脳転移の可能性を示唆された日の。さらに徐々に身体の痛みを訴え始め、前日夜から出始めた嘔気も酷くなっていく日の出来事を紹介。


1月26日 【H病院での検査を推奨、脳転移の可能性を示唆】

4:30

足の痛み訴え

4:45

オプソ(痛み止め)を半量飲む。
痛みは収まった様子。
【補足】
夜中の1:00頃からずっと痛みを我慢していて、寝れなかったとの事。

7:30

起床、朝食。
たまごサンド半分、コーヒー。
食後にマグミット(便通薬)トラベルミン(酔い止め)を服用。

9:00

A看護ステーションの看護師(Mさん)到着。
診察と点滴開始。

11:00

訪問医師のI先生来訪。
状況説明、前回の血液検査等の結果報告。
説明では脳転移の可能性も示唆され、H病院での頭部MRI検査を推奨される。

もはや母は立ち上がる事も困難な状況ではあるが、今後の治療方針(脳転移かどうかで使用する薬が異なる為)の為にも是非検査をしてくれとの事。H病院の担当者にはI先生から話を通しておくと言われる。

【補足】

脳転移の場合は、朝起きたら母がすでに亡くなっている…という最悪のケースまで想定をするように言われる。(その場合は救急車を呼ばずに訪問医師(I先生)を直接呼んでくれとの事)そこまで明確な覚悟はまだ出来ていなかったが、医師にそう言われると覚悟を決めざるを得ない状況になった。

12:00

昼食。おかゆ(鮭)半分、梅干しを食す

13:00

フェントステープ(麻薬)貼り替え

14:30

みかんゼリーを半分食べる 

17:00

訪問医師のI先生から電話あり。
H病院の担当者と連絡取れず。
明朝連絡を取って再度お知らせしてくれるとの事。

同時にケアマネジャーのYさんが、H病院行きの為に1/27の13:00に介護タクシーを仮押さえしてくれたとの連絡あり(翌日朝に予定が変わりキャンセルとなる)。

17:20

トイレ(小)。
車いすで移動。

19:00

食欲が全く無いので夕食なしの予定。
母と家の今後に向けての話を少しする。

19:10

激しい嘔気。
吐き気を必死になって抑え込む母の姿を見ているのは本当に辛い…。

20:15

薬を飲む為に無理矢理夕食をとる。
リンゴゼリーを少量食して、トラベルミン(酔い止め)、マグミット(便通)、ランソプラゾール(吐き気止め)を飲む。

20:45

トイレ(小)、歯磨き。
車いすで移動。

21:30

就寝。


1月編⑥ 1/26 まとめ

夜中に痛みが出る感じなので、この日から寝室に予めオプソを準備して寝る事に。未明に痛みを訴えた際には、手元の薬の用意が無く慌てて用意した経緯があった。

最近夜に出る嘔気は非常に心配。さらに部屋の電気も眩しいと言うし、全体的にかなり神経が過敏になっている印象。

特に嘔気に関しては匂いが影響している節があって、部屋の中の匂い(特に食事を作る際の換気)には細心の注意と対策が必要になった。

H病院へのMRI検査は訪問医師から「是非検査に行ってくれ」との事だが、実際に病院に行くとなると不安だらけ。この時の母の現状では身体の痛み、嘔気、目眩もいつ出るか分からないし、移動時にこれらの症状が出たら大変だと思った。

なによりもこの家は6階であり、しかも一部階段を使用するから車いすで降りるのもどうするのかが最大の心配だった。ケアマネのYさんには車いすで階を降りる際は、介護タクシーの方と一緒に手伝うようにと言われていた。まあこれらの事は翌日に介護タクシーに乗る際に全て判明するのだが、この前日の時点では不安しか無かった。

今にして思えばH病院検査の内容、結果などは二の次で、病院までの移動だけで頭が一杯だったような気がする。結果的に翌日(1/27)には結構ショックを受ける出来事の連続となる。

【注意事項】

この記事を書いている私は医療に関しては素人なので記事の中で間違った認識、表現、名称を記述している可能性は高いです。さらに一部で感情論に走っている面もあると思いますが、なにとぞご理解と温かい目で見て頂けるとありがたいです。



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