河出書房新社/閻連科/泉京鹿=訳『炸裂志』の話。内なる因果に基づく神実主義。超リアリズムとも称される独自の手法に則り、盗賊と娼婦による神話とも、村の変遷を辿る年代記とも、ディストピアを語るSFとも言える世界を体現した快作。それはポストモダン的であり、マジックリアリズム的でもある。
河出書房新社刊、閻連科/泉京鹿=訳『炸裂志』発売していたのか。嗚呼、購入する運命にある本が増えた。最近、私の中で閻連科氏の存在感がどんどん膨らんでいるのだ。本書も概要を読み限り面白いに決まっている。とてつもない創造力を持つ大作家であり、たくさんの人に認知されることを願っている。