NovelJam2018支援

【超短編小説】『ツイハイ』

NovelJam 2018年2/10~12日の3日間、著者・編集者・デザイナーの三者がチームとなって小説を作り電子書籍出版をする合宿「noveljam2018」に参加しました。そこで完成した小説「ツイハイ」を、全文無料公開します。7000字程度です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「ツイハイ」 〈著者〉渋澤怜〈編集者〉ふじいそう〈デザイナー〉澤俊之 @TuiitterJP「【Tuiitter Japan サービス終了のお知らせ】このた

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2泊3日で小説を書く合宿「noveljam」の後に考えたこと

■賞レースはハードだ、という話Noveljamが終わってから、ずーっとぼーっとしている。 Noveljam終了翌日はあまりに疲れて10時間寝たし、起きてもTwitterいじる以外できなかった。 私が作った小説「ツイハイ」はあまりに周囲に褒められてたし、私も超イケてると思ってたから、最優秀賞発表寸前まで普通に私が呼ばれると思ってた、ので、まあ今では「自分が落ちた理由」は完全に納得してるんだけど、ゆうてダメージはしっかり受けた。 2日後(昨日)は、noveljamの他作品を

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下柚木電書鬱金顛末 :: A Shimoyugi Curry Tragedy Case

1. ハッカソンスタータースパイスを温めながら玉ねぎをスライスする。当たり前で幸せな作業。生姜とニンニクもすりおろす。下柚木の山に異国の香りが漂う。今夜2稿までいけば、明日はもう脱稿して電書の形になる。ふと気が楽になり鼻歌が出る。Spice me up. もう一息だ。スパイスが私をハイにする。旧大陸を熱狂させたのも当然だ。珈琲、胡椒、唐辛子。いま必要なのはアッパーだ。ダウナーたるアルコールの出番は書き上げるまでのお預けにした。 カレーに必要な香辛料の中でも、唐辛子が果たして

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僕はとんとん、じゃがいもにんじん切って

僕はとんとん、じゃがいもにんじん切って。涙を流して玉ねぎを切って。 小さく歌いながらスーパーの通路を泳ぐ。次々と買い物かごに根菜を放り込みながら、私は上機嫌だ。キャベツはどうしよう、本格的にやるならやっぱり大根も、と楽しく悩みながら今冬高沸している葉のものは諦めて大根をかごに追加した。大根も安くはないが、根菜の充実したのが好きなのだ。大根は入れよう。地元三浦産だし。地産地消は身体のサイクルにも合うという。アーユルヴェーダとかいうあれだ。うん、絶対美味しい。 帰宅して、鍋を出し

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