立冬のあとの青空松葉降る 阿部みどり女 立冬をはるかに超えて、冬至を迎える季節になっても、この句のことばを口にするたび、新しいことばがふるえる。 立冬の頃より雲の解けた東京の大空。師走になっても、みたまのふゆを忘れないように。空が晴れた。