既に他の方が語っていることではあるけれど、物事は単独では存在しない。一見して無関係に見えそうなものでも他の物事と繋がりがあるかもしれない。軸がどこにあるのか・何を伝えようとしているのかなど、あらゆる視点から見つめてみると繋がりがはっきり示されるだろう。

人工地震批判にツァーリボンバーを出す論は、単純なことを複雑化させ、出口を見えなくさせ路頭に迷わせる西洋哲学の手口そのもの。いかにして思考を停止させ追及を阻止させようかという汚いやり方で、ゾンビを増やすことにも貢献できるほどの酷いものであると言える。

国内・国際政治関係の全体の流れを理解する上で『緋弾のアリア』はおすすめ。登場人物の所属組織や彼らの行動を通して派閥関係や抗争、つながりが見えてくる（実在する結社がモデルの組織も登場する）。文章自体も重すぎないので一気に読み通しやすく、二元論的な思考からの脱却には最良の作品である。