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猛スピードで母は : 芥川賞ぜんぶ

2か月前

ボケなのかマジなのか。のっけからヘン。マグロと恋愛した夢をみた..とはじまるのだから。電話でそそのかされ「うーみーしーばーうらっ」まで電車で出かけていく私。ブレードランナー×沖縄が三重県のコンビナートにつながる不思議。最後までキレよく痛快だった 第111回 芥川賞 39/113

2か月前

家族は痛い。聞かれたくも触れられたくもない。一方,汚れたアカをほじくり出して臭いごと差出してみたり。崩壊家族が映画撮影に再会するが,それぞれ役割を演じる中, チクリと刺さった棘がぬけない,そんな物語。 私的な断片さらけ出す著者,苦手だが避けられない。116回 芥川賞 41/113

2か月前

スナックの女たち三人を連れての沖縄離島への厄落としの旅。正吉は亡き父の風葬に心を遺し、島唯一の民宿に泊まり、豚にあたった女の下痢や懺悔の言葉を自ら引きうける。「試練がないと悟りにいたらない」「人間にすくうのは人間」深い業が透けてみえる。 #豚の報い #芥川賞 38/113冊

3か月前

大学サークルの先輩と草むしりをしながら,とりとめないよもやま話。30代男女の再会だが,どきどき展開はなく,哲学やイルカ知能についてビール片手に語り合う。いいなぁこんな関係。たった数時間の濃密な時間,なんでもない日常こそ貴重なんだな。133回 40/113冊 #この人の閾(いき

2か月前

破局/赤頭巾ちゃん気をつけて ふたつの青春小説:芥川賞ぜんぶ

8か月前

ふたりの津村さん。土恋/浮遊霊ブラジル。 (芥川賞,または過去に受賞した作家さんの小説を読む)芥川賞ぜんぶ

8か月前

やまあいの煙/推し,燃ゆ/コンビニ人間。芥川賞ぜんぶ読む

1年前

芥川賞ぜんぶ おらおらでひとりいぐも

1年前

芥川賞をぜんぶ 中上健次「岬・十九歳の地図」

1年前

ここはアルゼンチンか、はたまた戦後の港町か雪国か。郷里のうらぶれた温泉ホテルに戻った男と、視力と記憶を過去におき去った老女。降りしきる雪の夜、タンゴを踊り続けるふたり。#ブエノスアイレス午前零時 を聴き浸るとさらに哀愁漂う。抒情詩みたいな短編。藤沢周二 第119回 芥川賞

1年前

ボクシングなんて!憎んでもいない相手を叩きのめすなんて!と満島みちる #未来への10カウント 同様思っていた。対戦相手を意識するあまり仲良くなる逆夢を見るだの,キツい減量で大嫌いなラーメンですら腹一杯喰らいたいだの,リアルな棘が刺さる。決戦前にストンと完,あぁ潔い。#芥川賞

2年前