ここはアルゼンチンか、はたまた戦後の港町か雪国か。郷里のうらぶれた温泉ホテルに戻った男と、視力と記憶を過去におき去った老女。降りしきる雪の夜、タンゴを踊り続けるふたり。#ブエノスアイレス午前零時 を聴き浸るとさらに哀愁漂う。抒情詩みたいな短編。藤沢周二 第119回 芥川賞
ブエノスアイレス

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