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言葉と話し手との間に距離を保ち、その距離を絶え間なく変化させなくてはならない 相手との距離感を図り状況に応じて変える能力のことを精神の政治学としての近代化という 相手との距離は近すぎても遠すぎてもいけない。適切な距離感と緩急をもって接することがより良いコミュニケーションである

1か月前

ものを書く人は、自分一人でその責任を取るべきだ 署名運動は「義理で署名した」「みんな署名していたから」とか言っていつでも安全地帯に逃げ込むことができるから私はしない。 福田はあくまで自分のことで読者を相手に文を書いた。数よりも質と責任を重視していたのだと思った

1か月前

3月第3週の「本の話」 おすすめ3選!

4か月前

福田曰く、戦後において国民は軍国主義を批判し、自らの弾圧の被害を訴えだしたが、戦時中はそこまでの不平も述べず、むしろ積極的に戦争行為を狂熱的に支持していたと述べている 戦後の教育で戦争反対をしきりに訴えだしたのは政府に責任を押し付けて自分たちは被害者であると免罪符を欲しがったから

1か月前

福田恆存を勝手に体系化する。3 社会とは何か 「福田恆存の言葉」刊行!

民主主義が育たない土壌の場所に完璧な民主主義を求めることは民主主義を全体主義、独裁政治に売り渡る利敵行為に他なるまい 今の日本は民主主義がまともに育つような土壌ではないと思う その中でもっと良い民主主義をと民主主義を軽視するなと語るのはむしろ危険な行為ではないかと思う

2週間前

本来の意味の価値とか基準とかいうものは一種の掟であって、自分にとって生きにくいものでなければならない。価値というものは、自分は嫌だけれどもそれに従わなければならないものが価値観だと思うのです 人間は自ら地面に落とす重力があるから歩いて行ける 負荷があることが健全のために必要である

1か月前

真に知識人の名に値する者の役割は相対的なエゴイズムを超える価値、すなわちその前には個人も国家も他の国家も平等となり、自分の利己心を抑制せねばならぬ価値を模索を、あくまで自己の職能を通じて努めていくことにあるのではないだろうか 福田の名指した真の知識人は今こそ必要かと思う

1か月前

日本人は戦争そのものが犯罪なんだという風に論理をすり替えて、戦争の責任、発言から逃げだしてしまった 戦後の日本ではたくさんの偽善が生まれたと福田は述べる キチンと向き合いはないため、本気の反省も学習もせず、当事者意識よりも被害者意識を前面に出した。未だにそれが続いているのでは?

1か月前

伝統を真に継承するということは、期せずして伝統のうちに落ち込んでしまうことではなく、伝統からの脱却と離反とによって、伝統を己のうちにはめ込むことでなくてはならない 伝統に人が収まるのではなく、人の中に伝統をはめ込む 従属ではなく、自らの中で昇華させるものということだろうか

1か月前

日本語には悪口が少ない。それはいいことだと思ってきた 一方で福田の言葉には悪口のうまさと文化の豊かさは正比例すると述べている 悪口に確たるスタイルを持った時、憎しみを吹き飛ばし、信頼感に基づく寛容な空気を導入できるからだと続けている 日本語の利点と難点を直視し、前へ進んでいきたい

1か月前

罰を覚悟のうえで発する警句のみ真にその名に値する警句なり 宿命や因縁の呼び声にいつも耳を澄ませて聞き入っている人間は言葉の意味に頓着しない、警句の針に触れ、その痛みによって理解するのだ 人は自分の言いたいことを言うことに間違いを恐れてはいけない。間違いなしに真実は語れないから

1か月前

権力・反権力・革命・愛国心・国防と憲法・国家と個人 福田恆存の言葉は鋭く現日本人が訴えているイデオロギーに指摘を入れている 言葉に精密さがない日本人はこれらの言葉もあいまいにしか使えず、振り回されている 完璧主義に至りやすい日本人は明確な脆さを常に抱えている。そこをわきまえる

2か月前