新章突入の２０２４年４月 最後の曲がり角を曲がったら 知っている道に出た 自分のホロスコープを診てもらう機会が連続し､見飽きるくらい見慣れたあたし自身の図面に遭遇して､あぁ！ここに帰ってきたのか！ 人類は滅びるし､あたしもすぐ死ぬから占いなんて意味が無かった時代が突然終わった
2023年度の最終日は日曜日 彼がドライブに連れてってくれた 秩父の山奥には険しい山道 登るときは時速20㌔だが 降りるときは加速がついて50㌔ 男ってすごいね､すこしも怖がらない いっしょの家を出発して 同じ家に帰ってくるって不思議だね 生活感のある暮らし 生まれて初めての
お金って何なんだろうね？ 同棲してる彼は相変わらず無一文で あしたいっしょに仕事に行っても 彼の給料は前借り返済に充てられ無収入 だからあたしが養うしかないんだが べつに気にならない 彼といっしょになってから 質素倹約と早寝早起きで健康状態も改善 お金なら余ってるからあげる！
たとえば休みの日にディズニーランドに行くと､人混みにすっかり疲れてしまって､お金も出てゆき休日も終わり｡ はっきり言って少しも楽しくない ひきかえ家で寝ているのはとても愉しい｡起きてすごす世界が完全に無意味になるほど､夢のなかの世界は“現実的”で え？現実世界いらないんじゃ？？
凡庸なH48人間の人生に特別な目的は無く ただ生きているから生きているだけ そんなH48人間が全人口の大部分を占める 名人達人超人H24は歴史に名を残すほどの業績をあげたりもするが､人生を振り返ってみて楽しかったことなど一度も無かったり 人生満喫してるのはH48のほうでは？？
きょうは歌を歌いに東京まで行ってきた 音楽スタジオじゃなくカラオケ屋だけど 朝は駅まで送ってもらって大層な身分だな 帰りは──彼の電話止まってるので自力でバスで帰宅 で､家で待ち合わせ??して山田うどんへ つくづく同居人がいるって有り難いね💕 二度とひとり暮らしなんかしたくない
あるトランスジェンダー(MtF)の人が アメブロに書いてた 新宿の行きつけのお店に行ってきました 楽しかったです､って カラオケでは男性曲ばかり入れてて 声で男バレしてるけど楽しかったってさ あーこれか 楽しく過ごすことが あたしは致命的にできない カラオケさえもガチの真剣勝負
性転換以前のことはほとんど思い出せないのだが､昨日知ったのは “彼”の望みは母親と縁を切ることで そのためにはどんな代償も引き受ける覚悟だった 性転換を契機に“彼”はこの世界から消滅 肉体はあたしに引き継がれたので 自殺ではない 記憶喪失して性別も変わったけど 生命だけは守った
ミィミノウラアカじゃない名前でやってるYouTubeが月間１万回超えたのは春分の日のこと 今日も１万700とか出てますけど この路線で頑張ってきて良かったね 性同一性障害を前面に出して可哀想なオカマちゃんを演じれば目先の数字は出るけど あたしが魅せたいのは あたしじゃなく､作品
４人の男が棲む家にあたしが転がり込んで 寮生活 酒癖の悪い男Ａは酒のトラブルで退寮 酒癖の悪い男Ｂは待遇の悪さにうんざりして姿を消した もうひとり若い男の子がいて １９歳にして幹部候補生なんだけど え？会社の近くに引っ越すって！？ 残るは彼とあたしだけ 男性寮あらため愛の巣😅💦
この世にいたくないって本気で思ってるあたしだもん､誰と付き合っても､何を得たいとも思わない 差し出すだけ 相性が合って､運命が噛み合ったなら あたしはあたしを差し出すだけ 土星半周歳下の女の子の成長を見守るのは歓びであり僥倖､干支３周歳上の男性の老いと向き合うのは死ぬほど怖い
つきあってる彼がUFOキャッチャー好きだったので､あたしの部屋はぬいぐるみだらけになった そんな体験をしてみたかったんだろうね かつては極度の男性嫌悪､男性恐怖症に悩まされ いま“同棲”している彼とずっといっしょにいられないのは明白で 将来あたしは女性の元へと“嫁入り”するのだ
中の人はじつはいないんじゃないの？ って疑問がいつもあって 魂が肉体に宿って人間になるのではなく 安っぽいＡＩが人間全員を演じてるだけか？ この世の人間に 中の人はいるのか ずっとずっと考えてきたけど やがて この世そのもの中身がない そして あたし中の人いなぁあい💥💥💥
きょうは雪で工事中止 あたしはずっと家で寝ていたが 夕方彼から電話があって パチンコで負けて食材買うカネもない しょーがないからレストランに連れて行ってあげた 好きとも愛してるとも思えない 彼との同棲生活５ヶ月目 けっきょく人生てのは生活であり実務であり､恋愛感情は関係ないのだ
したり顔で形而上学を語るのではなく ほんとうのほんとうに 『この世は幻想としか思えない』ことが むかしから苦痛の源泉だった たったひとつ『これが現実だ』と あたしが本気で信じていたそれは 幻影の彼方へと消えてゆき 同棲中の彼の顔をまじまじと見つめながら あぁこの世は幻影なのだ
あたしがあたしの好き勝手･好き放題 自由に発言できるのは､女だから 性同一性障害という病状の深刻さ 当事者だけが直面させられる現実 わたしは女性であると堂々と表明できるようになるまで(つまり男だった頃) わたしはわたしについて語れなかった 自分の見解を述べることもできなかった
とある経営コンサルタントが一通りの成功を得たあと､ある人物の伝記を書いた 本人が存命中だったので取材に行くんだけど､見る影もないボケ老人になっちゃってて 四人目か五人目かの“生涯最後の妻”が かいがいしく彼の面倒を見てるわけさ この女性の心境いかばかりか想像できないこともなく壮絶
