『向こうより聖母めく人大焼野』亀山こうき 焼野とは野焼きした後の野のことをいう。末黒(すぐろ)とも呼ばれるように、真っ黒になった野原ではあるが、やがてそこには春が来る。大きな自然のサイクルの中で人間の魂もかくのごとくありたいと思う。 (季語焼野・初春)