末代バー

百物語94話目「末代バー」(実話怪談)

百物語94話目「末代バー」(実話怪談)

呪われた人というのはいる。 残念ながら、呪われているのもわかって、霊能者を頼っても助けられないと言われ、結局亡くなった人を知っている。 その人のせいじゃないのに――。 先祖の行いのせいで、呪われて、結局、彼は死に、その一族は死に絶えた。 最後に、生きてると見まごう姿で、かつての職場に現れたそうだ。 そう同じ職場で働いていた人から聞いた。 まったく普通の人間に見えたけど、同じ時間、彼は病院で危篤状態になっていたので生きている体とは違う。 オカルト好きなら「七代先ま

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百物語93話目「獅子頭くんの好み」(実話怪談)

百物語93話目「獅子頭くんの好み」(実話怪談)

今まで、二度にわたって話題に出てきた行きつけのバー。 ここにも不思議なものがある。 それが獅子頭くん!! これが平常時ね。 でも人感知センサーがあって、感知すると冒頭のようにガオーーと吠えて、目が光る。 ところが、これには不思議な片寄りがあるのよ。 まず、獅子頭くんは綺麗な女の人好き。 とあるアーティストの作品なんだけど、ギャラリーにいたときは、そこのオーナーが素敵マダムで、会場に彼女がくるたびにガオ――――!! 誰よりも先に気づいてガオ――――!! 綺麗な

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百物語92話目「ブランコの記憶」(実話怪談)

百物語92話目「ブランコの記憶」(実話怪談)

先日、私の電子書籍「帰りゃんせ」のチラシを置かせてもらおうと、行きつけの店へと出かけました。 ええ、例のあやうく店長とふたりのクリスマスチーズフォンデュ会になりそうだった店です。 店長が優しいので、やってきたお客さんにもチラシを渡してくれ、 「この人、怖い話探してるんだけど、何かない?」 と聞いてくれました。 ありがと――! すると、たまたまやってきたお客さんが隧道巡り好きというマニアな方で、 (しかもヘルメットにライトを装着して自転車でくぐるという徹底ぶり)

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百物語91話目「火事で燃えた遺影」(実話怪談)

百物語91話目「火事で燃えた遺影」(実話怪談)

去年のクリスマス会、プレゼント交換会もあるというので、いそいそとプレゼントを買って行きつけの店へと向かった。 参加者は少なくともあとひとりはいるはずだったのに、時間になっても来ない。 これは!私と店長とふたりでチーズフォンデュ鍋っすか! 店長とふたりでプレゼント交換っすか! 面白い!! と思っていたら、無事にその後、ふたり参加者が来まして、総勢4人でのクリスマス会となり、プレゼント交換会もできました。 チーズフォンデュすると、白ワインが強すぎて、みんなが寝てしまい

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