苦境を何とかするには誰かを責めるのではなく、究極的には自分を変えるしかない。だが自分が原因ではないことで不必要に自分を責めてしまうことも、自分の変容の大きな妨げになる。だからこそ「自分の身に何が起きたか」を、できる限り客観的に把握する必要がある。把握は何とか意識的にできるからだ。
最相葉月『中井久夫 人と仕事』(みすず書房)を読了。精神科医・中井久夫の生涯や業績をまとめたもの。中井が、晩年カトリックに入信したとは知らなかった。今も彼の『治療文化論』を読んでいるが、先日は民族学博物館に行ったばかり。私のような人間に向いているものが、少し見えてきた。
百均のティッシュケースが無地だったので、デコってみました。こういうシールも同じ百均にあるよ。
筆者の人生はある意味、かなり早い段階で「詰んで」いた。本来ならばもう、どうしようもなかったはずだ。それでも生きながらえているのは、分け隔てなく接してくれる人たちや、良い意味で「ひいきの引き倒し」をしてくれる人たちのお陰である。せっかくだからこの先、楽しい人生を送りたい。有意義に。
岡南『天才と発達障害』(講談社)を読了。この天才とはサグラダファミリア建設のガウディと、『不思議の国のアリス』作者キャロルを指す。著者が室内設計家というのがユニークで、主に「視覚優位」「聴覚優位」の分類と解説が軸。私自身の話が人に通じにくいのも、「映像思考」の傾向があるせいかも。
放送大学の人類学の教科書に、「翻訳」というワードが散見されることに驚いている。英語自体はほとんど忘れてしまったものの、一応翻訳を修めたことには意味があったのではないか。異文化への興味は昔からあったが、遠回りして回収しているのかもしれない。
最近、寝る前やストレスが溜まった時にサラダを食べることが多い。刻んだキャベツにドレッシングをかけただけのものだが、なかなかオススメ。どんぶり一杯食べることもあるが、ラーメンよりは身体に良いだろう。
昔から書店の本には興奮するのに、図書館の本にはけっこう淡白だった。知識に対しては、所有欲が強いのかもしれないなあ。
格闘ゲーム「ストII」のダルシムというキャラは、数々のヨガ技で戦う。ヨガファイアーやヨガテレポートは有名だが、火を吹いたり瞬間移動なのでまだ神秘の技として理解できる。だが片手で相手を抱え、反対の手でタコ殴りにする技を「ヨガスマッシュ」というそうな。ヨガ関係あらへんがな。
自分や周囲に起こった事を友人に話していて、「松本清張の世界ですねえ」と言われたことがある。もしや、一族の業(カルマ)か何か背負わされているのだろうか。めちゃくちゃ重いんですが。
自分は「人文地理学」とやらを履修するべきでは、と思い始めている。どんな学問か詳しく知らないし、地理といえば小学生の時から嫌いであった。しかし学ぶ必然性を感じると、話は違う。まだ決めたわけではないが、思案しだしてから楽しい。精神衛生のために検討してみます。