世の中の素人は、金属構造材の安全係数は弾性限度内に適用されることを知りません、弾性限度を超えると損傷すると錯覚していますが、設計許容値は、弾性限度の応力ひずみの三倍の塑性変形領域であり、金属構造物は、変形しますが、破壊せず、さらに、設計許容値の応力ひずみの約三倍が破壊限界です。

「タイタン」潜水艇は、現実に、何度も任務をこなし、今回、構造破壊したため、今後は、詳細図面を公開し、それが、安全係数や金属疲労や経年変化を含め、妥当であったか否か、再検討しなければなりません。

Q：添加物の食品健康影響評価（食品安全基本法11条）はどう行うか？ A：無毒性量（NOAEL）をさらに安全係数100（種差10×個体差10）で割って，許容一日摂取量（ADI）を算出する。食品安全委員会 https://www.fsc.go.jp/senmon/tenkabutu/index.data/tenkabutu-hyouka-shishin.pdf

世の中の議論は、不可解であり、ある値が何%越えたとか、何か大きな問題があるかのようなことに進展していますが、そうではなくて、たとえば、地震加速度応答スペクトルであれば、耐震解析や耐震補強の時、地震加速度応答スペクトル全体に安全係数1.5くらいかけていますから、問題ありません。