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世の中の素人が、たとえ、間違った事を言っても、誰も、不思議に思わず、何が起きても、その程度のことと聞き流していますが、電力会社の関係者が、世の中に向かって、間違った事を言ったならば、アウトであり、その具体例(北陸電と東京新聞記者のデタラメ)を示す

特定の住宅メーカーが、阪神大震災や日本で観測された最大地震加速度に対応するため、建設地域に関係なく、全国一律に、3000 gal.とか5000 gal.の耐震設計にしましたが、そのような住宅を建設することが、建築学からして、的確な設計なのか、むしろ、地震の発生しない地域でも、居住者の安心のため、高い地震加速度で設計しただけであり、単なる新興宗教的考え方

能登地震のニュースの内容を分析すると、gal.の意味と定義の経緯、報じられる時の暗黙の定義、基準地震動の定義、原発の機器・配管ごとに影響を受ける地震振動周期が異なることなど、地震や耐震設計の基本的なことを知らない人が多く、解説や批判や問題提起をしているのは、原発耐震設計を理解できていない人たちばかり(お猿の電車のお猿さん症候群)、学術書『原子力耐震工学』(鹿島出版、2014)参照

Trovatoreさんから、「元京都大学原子炉実験所の小出という元助手によると、志賀原発が運転中だったら今回の地震で大惨事になっていたとのことですが、桜井先生の見解はいかがでしょうか。福島原発事故前と後の安全基準それぞれでどうなっていたでしょうか」なるコメントあり 志賀原発は、柏崎刈羽原発の基準地震動と観測した地震加速度とサイトの自由解放面の地震加速度よりも楽な条件であり、以下、運転中であっても、柏崎刈羽原発よりも良い結果になっていたことを証明できる

研究ノート 屋外施設(雨曝し施設)の起動用変圧器は、原子炉建屋の地震計の環境(大きな構造物内、地下二階)と異なるため、両者の地震加速度は、異なり、近くに地震計が設置されていれば、その観測値で良く、そうでなければ、原子炉建屋の観測値を経験則を基に換算してやらなければならず、サイトの地質にもよりますが、3.11時の東海第二原発の経験的換算係数は、1.5であり、380×1.5=570 gal.ですから、震度六となり、変圧器が損傷しても当然、損傷させたくない施設であれば、岩盤立地にすれば良い

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原子力規制委員会による志賀原発の技術分析は、変圧器設置場所の震度と変圧器耐震設計条件のふたつの解釈ミス、技術力と規制能力なし

研究ノート 能登半島地震時に志賀原発で発生した事象に対する考察

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