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『フーコーの風向き: 近代国家の系譜学』 重田 園江 (著) タイトルと装丁はエッセイ集みたいだけれど中身は弩級の論文集です。フーコー思想の全体像、テーマのつながりがえらく、分かりやすい。しかも、コロナのことも入管や学校のいじめや校則や、維新や大阪のことも、失われた三十年も、中国のテニス選手のことまで、くっきりと理解できてくる。すごい本でした。