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『バートルビーと仲間たち 』。書くこと、書かないこと。読むこと。生きること。

河出書房新社さんからエンリーケ・ビラ=マタス氏の『パリに終わりはこない』が8月に刊行されるらしい。翻訳は木村榮一氏。邦訳は『バートルビーと仲間たち』『ポータブル文学小史』2作だけのビラ=マタス作品。河出さんが新しい風を送ってくれる。 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309207315/

数年ぶりに『ポータブル文学小史』を読み返したら、本作品に関わる人物や歴史に触れていたおかげか当時より理解できた。『バートルビーと仲間たち』といいエンリーケ・ビラ=マタス氏の作風も独自の実験性があって面白い。けれども上記2作品しか翻訳されていないのはさびしい。作品数は結構あるのに。