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きみに会うと 戻ってこれる 涙が出るほどゆっくりだね #伊藤紺

きみが 考えているときは やさしく長く降るのでした #伊藤紺

大事にされると 積もっていく ゆっくり話す人だったね #伊藤紺

本当の言葉で話せる街を 火を見るように 想像してる #伊藤紺

ひとりでしか 行けないところは いつも静かな雨なのでした #伊藤紺

雨の日は すこし声を張っていて あなたがどこか遠く感じる #伊藤紺

唐突に どうでもいいこと思い出して 退屈が重なってゆく #伊藤紺

気持ちが通り過ぎるのを 待つ癖がある 髪がゆれてる #伊藤紺

今週の色「経る色」「浮く色」「読む色」

本当の風は 吹き抜けてゆく 誰を抱きしめていようとも #伊藤紺

人が何かを思い出すとき ふわっと上がる 風があります #伊藤紺

会うと 水が澄んでいく もう胸の中きれいがいいの #伊藤紺

春、何度やり直しても ここで光が変わってしまう #伊藤紺

足りない時間が長かったから 足りているのが こんなにわかる #伊藤紺

風の音だけ聞こえてる 誰にも言わなくても 思ってる #伊藤紺

そのとき、会いたい人がいて 模様がひとつ変わりました。 #伊藤紺

できなかった頃を 抱きしめている 道の途中 #伊藤紺

大きく変わる前はいつも すごく静かに 集めているね #伊藤紺

新しい毎日が、毎日やってくる

呼びあっている かたちがゆっくり 変わっている

ふたりの色が 混ざりすぎてしまうのは 今じゃないってことだと思う #伊藤紺

かなしみが 残るからだで 歩いてる #伊藤紺

進むほど 遠ざかる日々、会えないね。 #伊藤紺

生きている花を じっと見ていると 一瞬、ゆれるね。 #伊藤紺

朝、目覚めるとき ひとはどこから 来るんだろう #伊藤紺

しるしだよ 未来に愛される それはふしぎな形だけど #伊藤紺

しん、と 黙る町に 森の名前をつけてゆく #伊藤紺

本当はぜんぶ 遠いからだで 知っている。 #伊藤紺

その日は、大きな気持ちが ふるえてました。 #伊藤紺

ふつうのことで ふつうに泣くのに 頷くとき、光ったね。 #伊藤紺

なぜだろう。待つ人はいつも 光ってしまう #伊藤紺

思い出はいつでも スローモーションで 風は光をゆらすのです #伊藤紺