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きみに会うと 戻ってこれる 涙が出るほどゆっくりだね #伊藤紺
きみが 考えているときは やさしく長く降るのでした #伊藤紺
大事にされると 積もっていく ゆっくり話す人だったね #伊藤紺
本当の言葉で話せる街を 火を見るように 想像してる #伊藤紺
ひとりでしか 行けないところは いつも静かな雨なのでした #伊藤紺
雨の日は すこし声を張っていて あなたがどこか遠く感じる #伊藤紺
唐突に どうでもいいこと思い出して 退屈が重なってゆく #伊藤紺
気持ちが通り過ぎるのを 待つ癖がある 髪がゆれてる #伊藤紺
本当の風は 吹き抜けてゆく 誰を抱きしめていようとも #伊藤紺
人が何かを思い出すとき ふわっと上がる 風があります #伊藤紺
会うと 水が澄んでいく もう胸の中きれいがいいの #伊藤紺
春、何度やり直しても ここで光が変わってしまう #伊藤紺
足りない時間が長かったから 足りているのが こんなにわかる #伊藤紺
風の音だけ聞こえてる 誰にも言わなくても 思ってる #伊藤紺
そのとき、会いたい人がいて 模様がひとつ変わりました。 #伊藤紺
できなかった頃を 抱きしめている 道の途中 #伊藤紺
大きく変わる前はいつも すごく静かに 集めているね #伊藤紺