これぞロックの王様!ザ・ローリング・ストーンズ展がスゴイ!
史上最強のロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」自身のプロデュースによる世界各国で大絶賛の大規模な企画展がアジア唯一の巡回地として日本上陸!
ということで、会場の東京・TOC五反田メッセに行ってきました。
まずは会場の入り口で現バンドメンバー4人(ロン・ウッド、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、チャーリー・ワッツ)がお出迎え!
夜桜とストーンズって…
このノリ続いたらキツイなと、少し心配になりながらもいざ入場。
※ちなみに会場内の展示物全て撮影OK!なんと寛大!
まず、暗室に足を踏み入れると壁一面に設置されたモニターには過去から現在までのストーンズの軌跡を音楽、メンバー、オーディエンス、アートワーク素材で編集したショートフィルムが流れる!これは期待できそう!!
1962年、結成間もないストーンズメンバーが過ごしたフラットの再現
「要はゴミ屋敷だったね」とキースが語る、汚ったねぇ部屋を忠実に再現してます。とにかく再現度が高い!使用済み食器の山、タバコの吸い殻に、脱ぎ捨てられた衣服、今にも異臭が漂ってきそう。(←褒めてます!)これもひとつの素晴らしいアート作品です。
そんな掃溜めのなかにもギターやレコードを発見!マディ・ウォーターズ、チャック・ベリー、ボ・ディドリーなど、みんなで何度も聴いてコピーしまくったんだろうな~。
500点を超えるストーンズ・アイテム
メンバーが使用した貴重な楽器をはじめ作詞ノート、ツアーやバックステージにまつわる品々、日記や手紙などのプライベート・アーカイヴなど、貴重なストーンズ・アイテムの数々。
メンバーが使用した楽器の数々!
更に当時のレコーディングスタジオの風景まで再現しています。
1960年代当時のポスターやチラシの数々。独創的なデザインや写植のセンスに脱帽です。
なかにはこんなものまで…
細かい文字で黒く塗られた「キースの日記」です。書かれている内容は、1月21日「ハーモニーのギターを買うぞ」、1月25日「ピックアップを2基搭載したハーモニー製メテオを買った」etc.
スタイル&ファッション ギャラリー
1960年代から現在に至るまで、超一流デザイナーたちが手がけた衣装がずらり。
アレキサンダー・マックイーン、プラダ、ディオール、グッチ、エディ・スリマン、オジー・クラーク、ローレン・スコット、ジャン・ポール・ゴルチエ、マイケル・フィッシュ…。
世界のトップデザイナー達もストーンズの衣装であればということで鼻息荒く作業に没頭したことでしょう。
190点を超すオリジナル・アートワーク
アンディ・ウォーホル、デイヴィッド・ベイリー、ジョン・パッシュ、ウォルトン・フォード、シェパード・フェアリー、マイケル・クーパー、クリスチャン・パイパー、ロバート・フランクなど、名だたるアーティストたちが手がけた190点以上のオリジナル・アートワーク。
アルバム『メインストリートのならず者』(1972年)の校正用拡大版。コンセプト&撮影はロバート・フランク。
アルバム『スティッキー・フィンガーズ』(1971年)のジャケット。コンセプトはポップアートの旗手アンディ・ウォーホル。実物のジッパーを使ったデザインはあまりにも有名。
アンディ・ウォーホルによるミックのポートレイト。ウォーホルもストーンズに心酔していたんだろうな~。
他にもストーンズの楽曲を自分でミキシングができる体験コーナー、バックステージを再現したスペース、3Dライブ、ストーンズグッズ超充実の物販スペース(全部揃えたら破産だな…)など見所は盛り沢山。
展開される音楽・デザイン・ファッション全てが一級品。ストーンズってやっぱり偉大!
こんなにcoolなんだから!!そりゃみんな恋に落ちるわな~。
音楽ファンはもちろん、ポップカルチャーに少しでも興味ある方なら十分楽しめるおススメの展示会『EXHIBITIONISM-ザ・ローリング・ストーンズ展
』
会期は6月5日(水)まで!まだの方は是非!!!
https://stonesexhibitionism.jp/
神保町で働く音楽好きによるディスクレビューなど。 洋・邦、ジャンル、年代関係なく、グッときたものを縦横無尽に駆け巡ってご紹介していきます。