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エージェントに「短絡的」と言われた「時短&リモート」の転職活動

数年前、子持ち時短希望で転職活動をしてたとき、珍しく切れ間なく案件を紹介してくる転職エージェントがいました。(事務系管理系は倍率が高いのもありエージェントを間違うとほぼ連絡ない)設立から日が浅くとりあえずKPI!って感じで、時短とリモート勤務はマストとリクエストしてるのに「とりあえず会ってみて(マストの可否は言わない)から考えて」とたくさん紹介してくる。で、何社か面接が決まる&面接しても、時短とリモート勤務の話が全然伝わってない!!というのが非常に多く(というか全部だったな…)。

その後も紹介してくるから、マスト要件が事前に確認できないと時間がもったいないので面接は辞退します、と伝えたら、

時短勤務ができないからって辞退するのはもったいないです。とにかく会ってみましょうよ。

どちらにしろ時短ができないから辞退になってしまいます。
時短は紹介以前にエージェントが先に交渉して前提条件にするところです。

今、時短やリモートができるかできないかだけでせっかくの面接を辞退するなんて、そんな短絡的に決めてしまうとあなたのキャリアが傷つきますよ。

すでに転職回数は片手以上の短大卒管理部門。転職回数が多い故書類が通らないことが多いので十分傷ついている気がしますが、そしてそこに塩を塗りに行くと言わんばかりの対応に見えてきました。

子どもが小学校になったらリモート勤務の選択肢があることが大前提なんです。今から勤めるならこれから制度化されるかわからない会社に入るよりはすでに制度や実績がある会社を選んだ方が今後の転職のリスクは減ると思います。これでも私の考えが短絡的と思うなら、キャリアカウンセラーとして実現可能な長期的なプランを教えてください。できないなら紹介は不要です。

と言ったら紹介なくなりました。そりゃ何言っても文句ばかり言うなら手を引きますよね。でもここだけは譲れなかった。

結局は知人を通してフルタイム稼働はないけどバックオフィスがいなくて困っている会社を紹介してもらいました。週2でスタートしつつ足りない週3は個人事業主で業務委託として働くこととなりました。

時短になるのを機にフルタイムと同じ仕事量のままリモートできます!してます!という会社も時折見かけますが、本来時短でできる量をフルタイム(以上)で薄く伸ばしてたのが適正化されたか、仕事を持ち帰って子供が寝た後に…という未来予想図なので、そこは仕事をしたいと思っても差し引いて考えないといけない部分だと思います。

だったらフリーランスという選択肢もなくはないですが、フリーランス専門のエージェントも同じ案件を別の企業が派遣社員で募集していたりすることもあり、業務委託料を見誤るとフリーランス(業務委託)案件の方がトータルマイナスになる場合もあるので要注意です。

もし転職を考え始めたら、

- エージェントは複数登録
- 担当エージェントは相性があるので、合わないなら担当を変更してもらうかエージェントごと変更する
- 企業との交渉はエージェントにさせる
- 友人に「こんな働き方をしてみたい」と伝えてみる

言霊じゃないけど、一番最後は結構大事です。

「転職したい」じゃなくて「こんな働き方をしてみたい」。

そして数年が経ち、まさか自分がそちら側(転職エージェント)になろうとは思ってもみませんでした。営業経験がないからこそ彼ら彼女らとは違うやり方があるし、企業側で採用担当もしていた経験とあわせて、求職者が求めるものと求人企業が求めるものを最大限にマッチングさせていきたいと考えています。

あなたにピッタリの企業は必ずあるし、探し求める候補者はどこかにいます。そのお手伝いを頑張ってやっていこうと思います。

(過去の文章をUPし直しました)



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