シェア
橋口竜河
2020年1月2日 11:32
連続小説 目線の下 #02 はこちら #03 車椅子であることが障壁になることは、今でもある。障壁というと大袈裟だと思うだろう。今でこそ、少なくはなっているし、ユニバーサルデザインの普及によってバリアフリーも一定数までは浸透した。しかし、そうしたものが残るのも事実。あえて、ここでは障壁=バリアとしよう。ただ、バリアがないのが良いことではない。しかし、バリアがなくなれば生活しやす
2020年1月1日 16:36
連続小説 目線の下 #01はこちら #02 優しくない街にも夢はある。渋谷は流行の発信地だ。私達の親世代でも、流行を見るなら渋谷からといったものである。しかしながら、流行とはなにか?と見るとどうしても、あのバイブス上がる感じにはどうしてもついていけず、サイレントモードにしていた携帯のバイブ音がなり、ビビる。そしてバイブスは下がる、、、携帯を覗くと、待ち合わせをしていた友達からメー
2019年7月7日 14:09
見える世界が少し違う―それは僕にとっては”当たり前”の一つだった。「なぜ?僕だけ・・・」そういった思いはいつの間にか諦めの中に覆いかぶさっていった。「ねぇ!ママー。あのお兄ちゃんどうしたの?」「お兄ちゃんはね、怪我をしているんだよ。」「あれなぁに?」「こら!指差ささないの!」この世界にいると何故か小さなお友達とよく目が合う。僕だって最初は、「この乗り物かっこいいでしょ!」