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2019/1/3 午後1時00分頃のブラブラ

この時間帯にブラブラした通りは小学校生の頃の通学路で思い入れもあり、写真枚数もいつもより少々多めになってしまいました。文章もやや長めとなっておりますが、しばしお付き合い頂ければ幸いです。

子供の頃から閉まっていた建物。なにかしらの商店だったと思われます。築年数不明ですが結構な年月経っていると思われ、建物右手側が崩れてきています。そう遠くない将来に取り壊されてしまう可能性が高そうです。

ここには靴屋さんがありました。
私が小学生の頃、アシックスの靴と靴下が同学年で大流行したことがありまして、私も親を引っ張ってこの靴屋さんにきた思い出があります。あのアシックスの流行、どうも私が通っていた小学校だけのものであったことを大分後になり知りました(笑

元は洋服屋さんだったような?
数年前に見た時には違う業務形態のお店になっていたと思います。シャッターアートのシャッターが所々で新しいものに変わって絵が変容してきているので、現在でも店舗が入っているのかも?

現在も営業中の食器専門店あさひや
地元では個人商店系は三が日休みで四日から通常営業というお店が多いですね。子供の頃、年末に食料を買い込んで三が日を過ごしたのも、遠い遠い日の思い出となりつつあります。

白黒で撮影してしまった一枚。
左手が鶏肉屋さんで、右手がお肉屋さん。鶏肉屋では豚と牛は扱わず、お肉屋では鶏肉は扱わない。昔は商売する上でお互いに住み分けをして共存するようなところがあったと思います。

地元では、おもちゃ屋模型屋さんの関係性もそうでした。おもちゃ屋ではラジコンは扱わず、模型屋さんではおもちゃは扱わないといったような。こういった関係も昭和~平成の流れで完全に無くなったように感じています。

ここまでいくつか写真を見てきて、道路の舗装が少々変わっていることに気付いた方もいらっしゃるでしょうか?この通りは1980年代後半に整備されて愛称としてマリンロードと名づけられました。道端には所々で大変素敵なレリーフ(作者不詳)が埋め込まれています。

街灯ではないのですが、イルカ?クジラ?シャチ?の尾びれのようなものがあしらわれているポール。

靴屋さんがあった店舗。
先程から所々で出てくる「輪廻のラグランジェ」はTVアニメで、舞台設定がこの鴨川となっています。アニメ放送終了後に、鴨川市の郷土資料館にて原画展が二度開催されました。また、制作で生み出された資料の保管が鴨川で行われたりといった交流が現在も続いています。

鴨川と輪廻のラグランジェの関係については、ネットで炎上して以降も一部で誤解が続いている印象がいまだにございます。その誤解を解く一助になればと考え、以下のリンク先をご紹介することに致しました。情報の切り取られ方の怖さ、また、地元にいる方の聖地としてのスタンスなど、考えさせられる点が私にも多くありました。

[2017/12/30] (続)ラグりんと鴨川のこと 2017
[2017/09/06] なぜ、ラグりんと鴨川は“しぶとい”のか。

昨年までは営業されていたと記憶している山中青果店さん。
この地区では唯一残った個人経営の八百屋さんでした。
長い間本当にご苦労様でした!・・・という思いが込み上げてきます。

建物はペンキを塗り直したようで、私の昔の記憶とは印象が異なっていましたが、この素敵な色合いはモンドリアンとかリートフェルトなどのデ・ステイル的な雰囲気があって非常に趣があると感じました。

若松屋さん。ここも食器屋さんでした。
品揃えは古風で味のあるものが多かったような、学校帰りにガラス戸越しにお店の中を良く覗いて思い出があります。あと、シャッター前の特徴あるコンクリに小石を敷き詰めたような地面の装飾にも注目です。こういった凝った作りのものも無くなりつつあります。

商工会議所の入り口にある神様。
長年の風雨で原型がなくなりつつありますが、この界隈の方々がしっかりと管理されているみたいでお供え物などの状態も整っていました。

大足袋屋洋品店。現在も営業中です。
洋品店」という言葉の響きも遠い日のものになってしまった感ありますでしょうか?20年ほど前まで、このお店の裏手の方に「はるみ荘」という木造二階建てトイレ共同風呂無しの四畳半物件があって、その物件にゲーセン友達が住んでいたので度々遊びに行ったという懐かしい思い出があります。

で、その物件の大家さんがこの大足袋屋さんだったらしい・・・という話をつい最近人づてに聞きまして結構な驚きがありました。真偽は情報収集しないとわかりませんが(汗

福田はかりや店
昨年まで営業されていましたが、打ち付けられた戸を見るに少なくともこの店舗は現在使用されていない模様です。昔、この店舗の向かい側にある駐車場に様々なコンクリートブロックがズラっと置いてあり、登下校時にそれらのブロックを眺めては「一個くらいだったら小学生のお小遣いでも買えるだろうか?」と思いを巡らせていました。

さんのうさま。山車は「だし」と読みます。
写真右手の高くなってところに神社があります。長年、この地域のこの場所だけがこんもりと高くなっていることが大きな謎だったのですが、江戸時代の元禄地震による津波の被害でこの地区の方が多く亡くなったそうで、津波対策として土を盛って非難する場所として整備したのだそうです。こういった話、正直小学生の頃に聞きたかったです。ある程度、地域の歴史などを教える必要性あるのでは?と思いました。

元禄地震について検索したら県の防災誌pdfがありましたので、そちらへのリンクを紹介しておきます。内容が濃くて大変勉強になります。

防災誌「元禄地震」 - 語り継ごう 津波被災と防災 -

現在も営業中の山田青果店さん。
先程紹介した八百屋さんからは結構距離があります。この地域の食糧事情を支えている大変重要な食料品店です。

本&文房具屋の「いそや」さん
現在でも営業されています。「線路から海側にある」という条件で考えた場合に、市街地に現存する個人商店の本屋さん2軒のうちの1軒です。

母校の鴨川小学校
見た目の印象は変わりませんが、遊具の幾つかが無くなったりしてますね。昔は自由に動かせるタイヤが校庭のあちらこちらにあったのですが、そういったものも無くなっていました。タイヤの中に入って友人に転がして貰ったり、タイヤの上に乗っかって大道芸人気取りみたいなことして遊びましたが、そんな遊び方は現代では禁止されてしまったのかもしれませんね。

銭湯「花乃湯」さんの遺構。
この奥に確か30年程前まで銭湯がありました。自分が子供の頃に住んでいた地区からここまでは子供の足では距離がありましたから、花乃湯に入りにきたことはないのです。今にしてみれば一度は入ってみたかったなと。

次回、橋を渡り次の地区に向かいます。
山の上に小さなトンガリ帽子をかぶった魔法使いのような像が見えますが、あそこが今回の旅の目的地の1つになります。まだまだ先は長いです。

今回紹介出来なかった写真も多数ありました。時期の問題からお正月で店舗が閉まっているのか、本当に閉店されてしまったのかどうか不明なものもありましたので、季節を変えて訪れてみた折に情報収集をしたうえで再度取り上げたいと考えています。

※付録:街中ブラブラ対策
1:道幅狭く一方通行の道なので、稀に通る車の速度が速く怖いことあり。
2:現在は閑静な住宅街へと変貌を遂げているので騒がしくしない。
3:通学路なので学校のある時期に訪れると不審者扱いされるかも(汗

撮影場所:千葉県鴨川市横渚・前原 新町通り(マリンロード)~加茂川橋
カメラ:FUJIFILM X-100F(今回紹介した写真は全てX-100Fで撮影)

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