私の自己肯定感はいかにして育まれたか
皆さんは、本当に強くて賢い大人とはどんな人だと思いますか?
はなまる学習会の高濱正伸さんは、著書「つぶさない子育て」において
本当に強くて賢い大人とは、「自分の価値基準を明確に持ち、どんな世の中になっても幸せを感じられる大人」
だと仰っています。
私も、本当にそのとおりだと思っています。
以前の私の記事でも、「これからの時代に必要とされる力」のひとつとして『多様な価値観の中から、自分の「幸せ」とは何かを考え、見つける力』を挙げました。
「つぶさない子育て」の中で高濱さんは、自分の価値基準を確立するための基礎となるのが、自己肯定感、逆境を乗り越える力、切り替える力であると述べています。
なるほど…と思い、私のこれまでの経験を振り返ってみると、つまりこういうことか、と納得できました。
高い自己肯定感を持っていると、能動的にあらゆることに挑戦するようになり、障壁にぶつかっても「自分ならなんとかできる」と思えるため逆境を乗り越えられる。
また失敗した時も、素直に学び次に活かそうという意欲が生まれるため、すぐに切り替えられる。
こうして能動的に様々なことに真剣に取り組むことで、自己理解が深まっていく。
つまり、自分にとって意味のあること、ないこと。自分はなにがしたいのか、したくないのか。何が好きか、嫌いか。何をすれば幸せか。ということがだんだんとわかってくる。
これが、自分の価値基準が明確になっていくということなのです。
自分の価値基準が明確になると、自分が幸せに生きていくためには何が必要なのか、そしてそのために自分はどうしたらいいのかが自ずとみえてきます。
そのため、周囲の価値観に惑わされることなく自分を貫くことができ、どんな世の中でも幸せを感じられるというわけです。
我が子がこんな風に強く幸せに生きていくために、親ができる最大の役割が自己肯定感を育てることです。
今回の記事では、私自身の経験を振り返ることで、私なりの「自己肯定感の育み方」についての考えと、私の価値基準が明確になっていった過程について綴ってみようと思います。
エベレスト級の自己肯定感を持つ私
以前の記事で、私の自己肯定感について少しだけ触れました。
私は、自他ともに認めるエベレスト級(笑)の高い自己肯定感を持っています。
自分で言うのもなんですが、私は大抵のことはどうにかなると大真面目に思っているし、難しい課題も自分ならなんとかできると思っています。
これまでの経験から、自分なりに効率の良い頑張り方もよくわかっているので、やる気スイッチさえ入れば自分の心をコントロールしながら目標を達成し続けることができると思っています。
息子には私のこの自己肯定感をそっくりそのまま引き継いで生きていってくれないかなあ、なんて思うほどです。
そして自分の価値基準もまた、明確なものを持っています。
価値基準が明確であれば、人生の節目節目で自分の頭で考え選択することができるため、たとえ失敗しても後悔することもなければ、人のせいにすることもありません。
失敗から学んで次に活かそう、という方向に自然と意識が向きます。
振り返ってみれば私は、小学校を卒業する頃には自分の価値基準を明確に持っていて、周りの言うことに左右されず自分の考えを通していました。
今回の記事では、そんな私の人生を振り返りながら、いかにして自己肯定感を育み自分の価値基準を明確にしてきたのか分析してみたいと思います。
かなり個人的な経験を綴っておりますので、本当にもう、大変恐縮ではございますが、ここから先は有料記事とさせていただきます。
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