【鵺の陰陽師】単行本2巻発売!今巻もサービス満載でマーベラス!やっぱ先輩の…〇〇を…最高やな!
◆第2巻新発売
先日12月4日(月)に『鵺の陰陽師』の第2巻が発売された。第8話~第16話までが収録となっている。
1巻発売からもう2ヶ月が経過したのか。早いなあ。あっという間だなあ。因みに3巻は2月2日(金)発売予定と隔月ペースで刊行されている。まあ現在本誌が4巻分4話目だからな、寧ろ全然遅いほうだ。気が早い話だが、この様子だと4巻は来年5月発売になるのかもしれない。ちょうど連載1周年を迎える月でもあるし。
さてこの2巻。もとい代葉編。
現時点では一番面白く完成度が高すぎると胸を張って自信を持ってオススメできるシリーズである。それはもう、2巻表紙の先輩くらい胸を張れる。飽きさせないバラエティ豊かな構成。代葉ちゃんという沼れる魅力的なキャラ造詣。そして見事すぎる起承転結構成。とても新人作家とは思えないくらい、しっかりとしたつくりになっている。
もしあなたが単行本勢で1巻が面白いと思ったのであれば、即座に2巻も買うことを強くオススメする。1巻も十分面白いけど、この2巻でびっくりするほど一気に面白くなっている。本音を言うならば、ここから一気に跳ねてくれると嬉しいなあ。
試し読みも可能。巻頭口絵、登場人物紹介&あらすじ、目次、第8話のみ、こちらでチェックできる。
ジャンプコミックスは2巻以降のお約束として登場人物紹介&あらすじが追加されている。鵺さん、夜島くん、七咲先輩、代葉ちゃん、狂骨さんは鉄板だとして、膳野くんもフルネームで掲載で笑ってしまった。本編では2,3巻は出番がないのに!?
◆加筆修正
修正については本編に差支えのあるものは特になかった。が、いちおう念入りにチェックしたのでまとめ。
●第8話
1ページ3コマ目:「出来ないならばお前の存在意義はない」⇒「出来ないならばお前の存在意義は無い」
10ページ2コマ目:「どうしたんすか?」⇒「どうしたんスか?」
●第9話
4ページ2コマ目:「領主様」⇒「当主様」
15ページ1コマ目:「そんなバカな人に気をつかわれたくない」⇒「そんなバカな人に気を遣われたくない」
●第10話
1ページ1コマ目:「そろそろパラソル刺せそうじゃない?」⇒「そろそろパラソルさせそうじゃない?」
3ページ3,7コマ目:「解放出来るんすか?」「そっすよね…!」⇒「解放出来るんスか?」「そっスよね…!」
3ページ7コマ目:謎ぬいぐるみにトーンが貼られる
●第13話
1ページ2コマ目:「盡器の解放クリアだね!」⇒「盡器の特性の解放クリアだ」
2ページ2コマ目、15ページ7コマ目:「~すね」⇒「~スね」
12ページ2コマ目:「恐い…!」⇒「怖い…!」
●第16話
8ページ8コマ目:「藤乃さんの家の事」⇒「藤乃さんの家のこと」
●第17話
8ページ1コマ目:「なにが…っ!」⇒「何が…っ!」
◆描き下ろし
各話終了の次ページ(基本右ページ)には描き下ろしが掲載されている。ざっと箇条書きでまとめてみると、
●おしながき
●ネタバレ注意感想(※3巻以降の内容も含む)
鵺さんの部屋にある謎のぬいぐるみはキャシーちゃんが勝手に買ってきたもの。最初はこのぬいぐるみが嫌いだったがそのうち嫌うことがなくなってきた。鵺さんに「嫌い」という感情があったんだなあ…
というかキャシーちゃんはなんでそんなものを持ってきたんだ。というか「勝手に買ってきた」という表記が気になる。ポケモン金銀のおかあさんみたいに勝手にポケットマネー使うタイプ?でも「おめでとさん!」と祝ってるのはよくわからないな。
ぬいぐるみの中には大事なものを入れているとのこと。絶対切り札の時に使う課金アイテムじゃん!というかぬいぐるみにそんなものをブチ込むのかよ!?あるいはキャシーちゃんからの贈り物なんだろうか?
なおぬいぐるみの名前はマホミルみたいなのが「バルバトス」、ベトベトンみたいなのが「カンダタ」。なんでだ。前者はソロモン72柱の悪魔の一人で様々なアニメやゲームにも拝借されているやつ。後者は芥川龍之介の『蜘蛛の糸』の盗賊だが、どちらかというとドラクエのあいつを連想させられるなあ。川江先生はゲーム好きだからゲーム説もありそう。このぬいぐるみの元となった幻妖がそのうち登場するのだろうか?
第9話その後はマーベラスが素晴らしいお客さんと出会えた数だけたばこを吸う…のはいいのだが、一度に5本も吸うとか空条承太郎かよ!?いや作中でやってたのはオインゴ兄ちゃんだけどさ!
第10話で登場した新キャラのフルネームが公開。古賀澪(こがみお/高2)、町田莉那(まちだれいな/高1)、辻田誠乙(つじたまこと/中3)。
ボツネームではこの三人は未登場だったとのこと。浅井さんがこの子たちの登場を提案させたのだろうか?だとしたらますます有能担当でぶ熱いじゃねえか。ボツネームがどういうものだったのかすごく気になる。先輩は目立っていたのかなあ。いずれにせよ新キャラ三人で盛り上がったのは事実だからなあ。
町田ちゃんは夜島くんや代葉ちゃんと同じ高1なんだな。エッチマントラウマエピに登場した女の子が町田ちゃん説にさらなる根拠が生まれた。
先輩の水着!!エッチすぎんだろ…!!ファンレターで水着が見たいという声にお応えしたとのこと。川江先生フットワーク軽すぎじゃないですかね!背景以外は下書きではなくちゃんと気合入れてペン入れされている。マーベラスを超えたマーベラス。2巻は先輩の出番が少ないので、表紙といいこれといいフォローが見事だ。
夜島くんが盡器特性開放に伴い一瞬消えるのだが、幕間で膳野くんが反応しているまさかのファンサ!サブリミナルすぎる再登場の仕方で笑っちゃったよ!まさか登場人物紹介に膳野くんが加わっていたのはこのためなの!?単行本内で謎伏線張るスタイルなの!?しかもめちゃくちゃシームレスに挟んでるよ!第12話と第13話がナチュラルに繋がってて、感心すべきなのか笑うべきなのかわかんねえ!!
決闘開始前はやはり狂骨さんがコンビニへ寄ってた。クーラーバックのようなものを持ってきたし、決闘中は色々飲んでいたからな。だからって決闘当日は時間があるからコンビニに寄るのはどうなんだ。そこは異常コンビニ愛者の川江先生らしくある。「夏のラーメンフェア」という字面に鵺味を感じる。
令力補足。本作のエネルギーと称される作中では大抵「力」と呼ばれている。もうそんな軽い感じで読めば良さそうだ。
川江先生は「巫力」という『シャーマンキング』に登場するオリジナルのエネルギーに憧れ、浅井さんと打ち合わせて令力が誕生したとのこと。川江先生はマンキン好きなのだろうか?武器(盡器)デザインやギャグセンスはどことなく通じるものがあるから納得だ。
盡器補足。破壊された盡器の再構築には丸一日要する上で、令力を集中させるため式神召喚も不可能。故に破壊されたら戦闘不能を意味する。マジに盡器破壊ゲーだな。
架空幻妖ファイル②コンビニのお茶ちゃん。巻末でコンビニの話題をするだけでは飽き足りないのかとうとう幻妖化させちまったよ!流石プロフに「特技:コンビニ」と書くだけあるわ!どちらかというと擬人化みたい!たくさん兄弟がいるそうだが、お茶の種類が多いのを意味しているんだろうな。
あとがきはごくまじめ。幕間の描き下ろしもおふざけとおまじめの使い分けができている(後半のバトルでは解説に徹している)からなあ。カバー折り返し作者コメントもまじめである。
別アングルは「エッチマンやー!」まさか最終巻まで別アングルシリーズ続けるんですか!?
◆店舗特典
今回はアニメイトのみ店舗特典がつくようだ。
ただこれ、3巻収録の第18話センターカラー(WJ2023年42号掲載)、代葉ちゃんの体操服姿のやつを使用している。
このイラストだな。
公式Twitterをフォロワーしている人はもうご存じの絵だが、何も知らない単行本派には「えっなにこのえちえち絵は(困惑)」と困惑したのかもしれない。
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そういうわけで、以上まとめです。
2巻のご購入・お布施よろしくお願いいたします!
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