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ほこりを丁寧にとるように、自分の要求に丁寧に応えてく

今日は朝から、気になっていた天井(梁みたいなとこ)のそうじをしました。見上げると、見えるんだな、ほこりが。ふとしたときに気づくんだけど、ついついほったらかしちゃう。なんでかというと、手が届かないから。前から家に脚立がなくて、押し入れの上の方の出し入れは少々面倒だった。いすを持ってくるか、背の高い旦那にお願いするか。でも、まぁそれでなんとかなってるもんだから、あまり物を増やしたくない私としては、脚立欲しいけどなぁ、あったらいいのになぁ、で止まっていた。

今の家に住んで8年経って、大掃除でもなかなか掃除しないような場所のほこりがちらちら目につくようになってきた。和紙の壁紙や木の梁にほこりがついてる。去年か一昨年くらいに、伸縮式のクイックルワイパーを買って、高いところも掃除できるようになったんだけれど、ほこりを絡めきれずにポロポロ落ちることも多くて、やっぱり手掃除が一番な私はついに、脚立を買うことにした。

今日はやっと、気になってたところがそうじできて、スッキリした。そうしたら、他にも掃除したいところが出てきて。渡り廊下を掃除したら足の裏が汚れたので、子どもと一緒にお風呂場で足を洗うことに。足を洗ったついでに、お風呂場のそうじもしたくなって、そしたらこどもが、びちょびちょの浴槽に、
「あとでこれ着替えるから座っていい?」ってワクワク顔で聞いてきた。
「いいよ」と私。

そしたら「水溜めていい?」
「いいよ」

「オモチャ入れていい?」
「いいよ」

「座ってみていい?」
「いいよ」

「うわぁ。おしっこ出たみたい」
「えっ、おしっこ?したの?」
「してないよ」

キャッキャ、キャッキャとテンション高く楽しんでる5歳息子。

私は私で浴槽以外のところをそうじし始める。汗だくになってくる。私ももういっそのこと服のまま浸かってみちゃおうかな。おもしろそう。お風呂場が隅々までキレイになると私も15cmくらいたまったぬるま湯の中に服のまま入ってみた。お尻も浸かってみた。そうしたら、「おしっこ出たみたい」っていう子どもの言ったことの意味がわかった。いや、決して出てないけど!なまぬるーい感覚がじわ〜っと広がる感覚は、確かに!と思ったよ、笑。(少なくとも物心ついてからお風呂の中でおしっこなんかした覚えはないのに"わかる!"っていうこの感覚はなんなんだろう、、、。気になる人はぜひやってみて、笑)

まぁ私はすぐに満足して、のども渇いたしお腹も減ったし、さて、そろそろ出ようかなと思ったら、子どもの方もこの奇想天外な展開が楽しかったようで、「まだ遊びたい。お母さんも一緒に」うーむ。私はもういいんだけどな、、、まぁじゃあとりあえず、私は服脱ごう。普通にシャワー浴びちゃえ。その方が気持ちいいじゃん。子どもは浴槽で遊んだまま、私はシャワーを浴びる。髪の毛、、、えい、濡らしちゃえ。頭からかぶる方が気持ちいいし。首や肩がこってるからシャワーかけたら気持ちいい。ああ〜気持ちいいわ〜。そしてこころの中でつぶやく。2人ともちょうど満足できたときに、ぴったりあがれますように。

しばらくしたら、子どもの方から「そろそろあがろっか」
「うん、そやな」

あがってお昼ご飯の支度しながら、ひやしあめを飲む私。子どもはジュースを欲しがる。いつもならご飯前やしダメって言いそうなシチュエーション。でも、この喉乾いてる時のひとくち。飲みたいもの、飲みたいって気持ちめっちゃわかる。もちろん、「いいよ」って言えちゃう。

自分の欲求ひとつひとつに許可していく、自分にとって気持ちいい選択をしていくっていうことに注目していくと、ほんと子どもって先生だよなと思う。いい?って聞いてくることに、ほんとうはひとつひとつ「いいよ」って許可していったらすごい満足できる。自分に対しても。
服のまま入るってないでしょう?髪の毛乾かすの面倒やし濡らさんとこう。ご飯前に私がこんなん飲んだら絶対子どももジュース欲しがるよ!そうやって"ダメ"を選ぶ。だから子どもにもダメと言う。別のこと提案する。あとでって言う。すると、欲求不満。欲求が増える。ワガママってネガティブなイメージだけど、"我がまま"がほんとうはいちばんご機嫌で満たされてる状態だよね。満たされてたら案外ワガママ言わないっていうマトリックス。そして、子どもの要求に「いいよ」が言えるためには、まずは自分の欲求に「いいよ」が言えること。自分が満たされてはじめて相手も満たすことができる。

世のお母さんたちに言いたい。
まずは自分を満たそうよ、と。
どうやって?
ほこりをとるように。
別に、家の掃除をしましょうとか、服着たまま水遊びしてみてってことを言いたいわけじゃない。ただ、目についた気になったことをやってたら、また次のことが気になって、もっとこうしたい、この方が気持ちよくなりそう、単純におもしろそうって一瞬わいて、すぐかきけしちゃいそうな小さな欲求を丁寧にひとつずつ、やってみたらどうだろうってことが言いたい。ひとつひとつ、やっていいよって自分に許可を出す。しょうもないことでも普通ダメでしょ?ってことでも一回試しにやってみてもいいかも。何かが変わるかもしれない。

今日のご機嫌はいかがでしたでしょうか?
自分のご機嫌をとる方法、何かの参考になれば幸いです。

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