見出し画像

本を読む人が賢いわけじゃない。抽象的なものを言語化するから人は賢くなる no.2

賢い人は皆たくさん本を読んでると思ってませんか?

違います。本をただ読んでるだけではないんです。正確には、本を読み考え、自分の言葉に落とし込んでいるのです。本を読んだ数や時間を競っても意味が全くといっていいほどありません。

本から得た知識を自分のものにする。1歳の子どもからでもできる本の読み方について今日は書いていこうと思います。



1歳からでも、“本を読んだ後に自分がどう感じたのか“を考える時間を作る

「え?一歳で本の読書感想文みたいなことって無理じゃない?うちの子は単語しか話さないのに!!」
「本を読んだ後にどう感じるかなんて2歳でも難しくない??」

皆さんはそう思うこともあったとお思います。ここで言いたい。皆さんは賢い。物事を複雑に考えすぎなのです。

本を読むということは、絵や文字を追ってみる。ただそれだけ。想像力を育むことや、起承転結なんて考えなくていい。ただ文字を追う。絵をなぞってみる。ページをめくってみる。

ただ、難しく考えず、“動作だけ“をやってみる。そして、読んだ後何があったかイメージするだけでいい。そんなことからはじめてるのです。


例えば
「この本で覚えていることある?」
「何色が出てきたかな?」
「悲しかった?たのしかった?」
・この本は赤い丸がが出てきた絵本だった。
・元気で活発な少年が主人公だった。
・絵本の途中で雨が降ってた。
こんな感じでお話を進めていくのです。

つまり、絵本の中の『事実』を問うことが大事です。

 “本を読んだ後に自分がどう感じたのか“を考える時間を作ることは、言語による思考の枠組みを大きく広げてくれるのです。例えば、複雑な哲学的概念や、科学の理論を理解する際、私たちはそれらを言葉に落とし込むことで初めて、その真価を理解し、他人に説明できるようになります。読書を通じて出会う新しい言葉や表現は、これらの抽象的なアイデアを具体化し、わかりやすい形で伝えるための練習になるのです。

つまり、簡単に言うと『読んだ本について思ったことを言う時間を作ろう』ってことです!


重要なのは、本を読んだ後の考察する時間を本を読む時間以上に作ること

本を読むということは、文字を読む、ページをめくる動作だけはありません。1番大事なのは、読了後に献げる考察の時間をもうけるかどうかです。

 この考察の時間は、単に情報を消費するのではなく、それを内省し、理解し、そして自分のものにするための貴重な瞬間です。実際には、本を読む時間以上にこの考察に時間を割くことが、読書から得られる教訓や知識を生活に結びつけ、思考を深める上で極めて重要です。

 普通の人は「読んだ本の数」を誇ることが多いです。特に子どもが何冊読めたか、どのぐらいの時間読むことができたのかを気にする方が多いです。

 しかし重要なのはそこではないのです。読んだ内容をもう一度誰かと実際に言葉として復讐することで、表層的な理解を超えた深い洞察ができるようになることが本来の読書をすることの意義なのです。

本を読むと言うことは、自己の価値観、信念、そして経験と照らし合わせながら、読んだ内容を自分の生活や考え方にどう適用できるかを模索する作業です。こうして、読書は単なる知識の獲得から、自己成長をすることができるのです。



本をくさん読めば、モテる

小さい頃はモテることをあまり意識しないですが、物心がついた頃には人生にとってモテることは、人生にとって大きな意味を持ちます。これは男女関係なく言えること、異性問わず都として魅力的になる素質を持つにはという話なのです。愚問ですが、「本を読めばモテる」という主張は、一見すると表面的なこと?読んでる姿ってオシャレだね〜ってことじゃないんです。

 正直いうと、本を読むことが直接的に人を魅力的にするわけではありません。本を読み、考えた人だけが、読書が育む内面の豊かさや知的好奇心、思いやり、会話のスキルが圧倒的に高いと言うことなのです。

まず、読書は知識の幅を広げ、多岐にわたる話題についての理解を深めます。ここで新しい言葉や表現に出会い、時には難しさやもどかしさ、簡単に言うと“めんどくさい”と言うような感情が生まれます。ただそれでも本を読み続け理解しようとする過程が大事なのです。

この広い知識は、さまざまな人々との会話の中で共通の関心事を見つけ出し、興味深い対話を生み出す基盤となります。共感や理解を示す能力は、対人関係において魅力的な特性とされ、読書を通じて異なる人生や文化に触れることで、これらの能力は少しずつ着実に上がっていくのです。わかりやすく言うと、最近言われている「非認知能力の向上」と言うやつです。それは時には「空気を読める」と言われたりもする社会生活上とても大事なことに繋がります。

つまり、相手の気持ちがわかる人間になる。そういった人はモテるんです。

 世の中の人は嘘をつきます。時には人を試し、時に隠したいことだってあります。ただ言葉をその言葉の意味のそのままとして受け入れるのではなく、その言葉をいった人がどういう気持ちで言っているのかを感じることが人間関係を築く上でとっても大事なことなのです。

 相手の気持ちがわかる人は、男女関係なく魅力的に見えるものです。それがある人には「賢さ」に写ったり、「誠実さ」に見えたり、勉強の数値では測ることのできない人間としての魅力になるのです。本を読むと言うことは、知識、共感、自己成長、想像力、批判的思考といった読書の副産物が、間接的に人としての魅力を高めるのです。





🌈 はるたみお 🌈

📘 @harutamio45 📘

カスタマイズ絵本作家をしています。心を動かす物語と手描きの温もりが詰まった世界へ、私たちと一緒に飛び込みませんか?手作り絵本作家 @harutamio45 のアカウントでは、絵本についてや子供についてのエッセイや考えを日々ノートで投稿しています。

ここでは、言葉では言い表せない感情を描き出し、小さな瞬間に隠された大きな物語を紡ぎ出します。子供たちの想像力を育むものから、大人も心温まるストーリーまで、@harutamio45の絵本には、すべての年齢の方に向けたメッセージが込められています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?