書店遊歩術
本のない生活、本屋さんのない生活は考えられない。最近特にそう思う。
休みの日はよく本屋さんに行く。買い物など、別の目的で外出していたとしても、本屋さんにはほぼ毎回寄ってしまう。
買う時がほとんどだが、買わずに出ることもある。(すみません。)
そして今日ふと思った。
書店や本のどんなところに、
惹きつけられているのだろう。
何にときめいているのだろう。
なぜ書店に足を運ぶのか
本屋さんに入る理由は、主に二つ。
①目的を持ってすぐその本の元へ進む
②何となく本が読みたい
①の場合は、資格の参考書であったり、ネットで見て気になっていた本を買おうと思った時だ。これは経験したことある人が大多数なのでは。
最近、大人になってからは、②の何となく本が読みたくて書店に入ることが圧倒的に多い。
ふらふらと本屋さんに入る日。
まずわたしは店内入ってすぐの、おすすめやベストセラーシリーズを見る。
ほう、こんな本が流行っているのか
これテレビでやってるやつだ
この本は他の書店でもよく前に並べてあるな
とか思いつつ、本屋さんの奥へ進む。
服も好きなので、ファッション雑誌のコーナーに寄る。
通っている美容室は、電子版で雑誌を読ませてくれる。なので二ヶ月おきくらいに興味のある雑誌はチェックできているのだが、今流行っているものが知りたい!だから、いろんな雑誌の表紙をザッと見る。
そしてそれからは、小説、ビジネス本、写真集、コミックなど、、、
書店を一周する。気になった本は立ち止まって見つめる。もっと気になった本は、手にとってレジへGO。
BGMが流れていたり、アナウンスが流れていたりもする書店もあるけれど、一周しているあいだは超集中。
頭真っ白で本を見つめながら歩く。
これがとても楽しい。
夢中で選ぶ、とっても幸せ。
「何か知りたい」という気持ちがあるからこそ、書店に足を運ぶ。
書店ウロウロ。
この行為のどこに快感を感じているのかがわからなかったのだが、今日読んだ本の一節で少しスッキリした。
水野さんの本に、
「書店を5分で一周して、気になったものを確認するといいよ。知りたいという気持ち、知識を集めれる場所が書店だよ。」
的なことが書かれてあった。
今いる場所から、少し世界を広げるためにウロウロするのだ。
旅行や遠出よりも、もっとお手軽に非日常に触れることができる。
自分の知らない世界、思想が世の中に溢れていることを目で精一杯感じ取れる。
そんな空間に、たまに埋もれたくなってしまうのです。
本屋さんも、本屋さん内を周る行為も、
本を買う行為も、そして読むことも、
わたしにとっては至福の時間。
これからの人生でも、何回も繰り返していくこと。その時々にときめいた本たちを大事に、もっともっと知識を集めていこう。
存分に知識に溢れる空間を味わいに、またわたしは書店へ足を運ぶ。
かけだしの編集者です。勉強のための本代などに使わせていただきます!