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レポ#54 足摺海底館&SATOUMI

高知旅行の2日目は、足摺岬が有名な足摺エリアへ。1日目に高知市内から車で移動したが、約3時間の道のりだった。途中道の駅がたくさんあって、ふらっと寄るのも楽しかった。
2日目は朝から今回の旅の一番の目的である「足摺海底館」と「足摺海洋館SATOUMI」へ。出発の直前まで台風の影響で雨の予報だったけれど、快晴でとても運が良かった。



足摺海底館

足摺海底館は、海に突き出た展望塔からそのまま海の中が覗けてしまう素敵な建物。水族館とはまたちょっと違うジャンルかもしれませんが、海と魚がお好きなら間違いなくおすすめ。

チケット・パンフレット

チケットはこちら☟

半券タイプ。駐車場から近い「足摺海洋館SATOUMI」にまず行き、セットのチケットを購入。

パンフレットはこちら☟

写真では伝わりづらいですが、けっこう大型。
中のイラスト、海の中から見た海底館が描かれていて素敵。

建物まで

足摺海洋館SATOUMIから歩いて行けるので、海洋館の駐車場へ止めた。
この辺一帯が国立公園になっています。
SATOUMIから海底館の展望塔が見えてしまう程近い距離。写真で見ていた展望塔が目の前にあってテンションが上がる。
海側に進み、小道に沿って歩いていきます。
絵になる風景。
海岸を歩いていくのですが、フナムシやカニもいてちょっと探検気分。
タイトルがついている自然がつくった不思議な形も見られた。
「鯨のひるね」タイトル付けた人のセンスが素晴らしい。
歩いて10分かからないぐらいで着きました!
展望塔までは橋を渡っていきます。

館内

開館して52年目。歴史がある。
この日の透視度は9M。夏季の平均値だそう。冬が一番澄んで見えるみたい。
受け付けてチケットを渡して、いざ海底へ!
螺旋階段をひたすら下りていく。結構降りたと思ったらまだ半分・・・
やっと見えてきました!
海底はこんな感じで、真ん中に階段があり、一周ぐるっと小窓がついています。
この日は平日の朝早く。誰もおらず貸し切りでした。
さっそく魚たち!
チョウチョウウオ。
カゴカキダイだ!水族館で見たことのある魚が海にいることに大興奮。
奥にも魚群が見える。
すごい魚の量!
ニザダイ。顔に何かが寄生している?
小窓の上には魚名板と解説もあります。
フグ!魚たちは、小窓の周りのコケなのかエサの残りかすなのか、食べに来るので近くにくることが多い。
ホンソメワケベラ!こちらも発見したときにはテンションが上がりました。
写真じゃもはや魚にも見えないけれど、たぶんクロユリハゼ。これにも一人で興奮。
ハリセンボンたち。貸し切りだったのと、小窓を見ていると次々と違う魚が寄ってくるため、1時間30分ぐらい滞在しました。
帰りは下りとは違う、出口専用の階段を上がります。
途中には足摺海底館の歴史を知ることができる展示。
上に着くと、展望スペースになっていました。
いや~上から見てもいい景色。
帰りの橋は「この下にあんなにいっぱい魚がいるのね」と海への解像度が増しました。
記念のスタンプ。



足摺海洋館SATOUMI

2020年にリニューアルされた足摺海洋館。Twitterで見て、ぜひ行きたいと思っていた。高知県立の「海と自然のアドベンチャーミュージアム」

基本情報
場所:高知県 土佐清水市
入館料:1500円(大人、海底館とセット、2023.10.09時点)
飼育点数:約350種15,000点(公式HPより)

チケット・パンフレット

チケットはこちら☟

家族の分と合わせて3枚。全部柄が違う。

パンフレットはこちら☟

よくある折りたたみ式だが・・・
広げると大きい!館内図は右に小さく載っていて、メインは展示の流れとコンセプト。

建物

建物の前には、ウミウシのポスト。ボーダーもかわいい。
外観はこんな感じ。屋根の感じがちょっとお城みたい。
出迎えてくれるマット。

館内

まずは原生林から始まります。物語を感じる。
室内なのに緑がいっぱい。
アカハライモリが挨拶してくれた。
この魚は何でしょう?
アユです!旅行中、天然のアユを食べてとても美味しかった思い出。
アユの水槽は、横からものぞけるワクワクなつくり。
トサシミズサンショウウオ。地元の小学生が見つけて生息が確認されたんだとか。
エスカレーターで上に上がります。
きれいな水槽が並びます。
アマゴかな?川の魚が住んでいました。
カワムツかな?(名前あいまいですみません)
進むと明るい水槽が。
エイの息継ぎ(ウソ)
泳いでいる姿はじゅうたんのよう。
サザナミフグ、反射して3匹に分身。
アミメハギ好きです。ヒレも開いててかっこいい。
ちょっと色が違う。
魚名板にはなかったのですが、カゴカキダイの幼魚かな?
アミメハギとの出会い。
カワウソがいました。
こちらに住むのはユーラシアカワウソという種類。
すやすや寝ています。
2周目に来たときには起きていました!
スイー
ひょっこり
顔がかゆいみたい。すごい顔。
いろんな姿を見せてくれました。
進むとウミガメ水槽。
奥に海底館の建物が見える。
お休み中。
サンゴエリア。
大きい水槽に魚はほとんどおらずサンゴが主役。
"静"の空間でした。
進むと、中央に大きな水槽がある開けた空間に出ました。
足摺にある「竜串湾」のエリア。
浅瀬を表現しているのか、波を起こしていました。
ここの青がすごく好きだった。水が透き通っていてきれい。
ナンヨウツバメウオの幼魚。2匹並んで美しいヒレ。
この3つの水槽にはそれぞれエビが住んでいたのですが・・・
エサのエビも大量発生していてカオスでした。
中央の大きな水槽は、上からものぞけちゃいます。
階段をおりて次のコーナーへ。幹のようなオブジェとベンチ。
地域の名産品が写真と生体展示で並びます。浅虫水族館でもこんなの見たなぁ。
ヒオウギガイ。前日の宿の食事でいただきました!美味。
イワシは円柱水槽。勢いを感じる1枚。
どーんと大水槽。
こんなにたくさんの種類が住んでいます。
カラフルな魚たちが泳ぎまわる、"動"の空間でした。
ハナミノカサゴ。
小さい水槽が並ぶエリア。
壁にも並ぶ。
たぶん海底館の方でも見られたクロユリハゼ。
ムラサメモンガラかな?迷う理由は・・・
すごく似ている魚がもう1種類いるのです。
ハリセンボンの瞳はいつもキラキラ。
外洋水槽。
見上げる角度にも魚が泳ぐことができる。
清水サバの紹介。ゴマサバの中でも600g以上のものを「清水サバ」と呼んでいるみたい。
立派なサバです。
面白い展示。館長が姿ごとお寿司を作ったコレクション。
底で寝ているのはイタチザメかな?魚名板にはありませんでした。
隠れエイ。
ウミウシとクラゲコーナー。
ウミウシ柄のベンチ!
クラゲベンチもあります。口腕まで再現していて素晴らしい。
ミズクラゲ水槽。
タコクラゲ。
茶色っぽい中にときどきいたきれいな青の個体。
水色と青のバランスが絶妙で見とれてしまいました。
ここにいるの全部ウミウシ。飼育が難しいのにすごい。きれいに撮れた写真が残念ながらない・・・
最後は深海魚コーナー。まずは標本展示。
ペリカンアンコウモドキ。名前と姿が気に入ったので巣阿新を撮っていた。
生体もいます。ミナミミゾレウツボ。室戸の漁師さんから受贈された個体らしい。
リョウマエビ。土佐湾で発見され「坂本龍馬」から名が付いたそう。
「ザ・サンゴ」という形のサンゴ。
SATOUMIには、地元から提供してもらった個体もいて、地域との繋がりを感じることができた。


グッズ

足摺海底館とSATOUMIで合わせて、4つ購入。

まずは海底館のクリアファイル。グッズがあると思ってなかったので嬉しかった。
清水サバの靴下。足の裏のマークもかわいい。
缶バッチはよくあるんだけど、フック付きマグネットは珍しいし使えそうだなと思って3つも買ってしまった。
最後はB5のクリアファイル。水彩画チックできれいな色合い。


まとめ

アクセス的にそう何度も行ける場所じゃないが、長い道のりをかけた甲斐が十分あるほど良い施設でした。足摺海底館は、普段水族館で見ている魚が海で見られることへの興奮がすごかった。海底館でこの興奮なら、ダイビングの魅力はそれ以上なんだろう。
SATOUMIは、リニューアルされた後なだけあって、水槽がきれいで空間も作りこまれているように感じた。地域の地形や生きものにフォーカスを当てており、"ここでしかできない展示"がめじろ押しで魅力的だった。

前日ぐらいに「館長と巡るまるごとガイドツアー」という申込制のプログラムを発見。7日前までだったのですがちょうど金曜日だったのでもっと早く気付けばよかったなぁ。


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