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レポ#33 幼魚水族館

静岡水族館ツアー最後は、今年7月にできたばかりの幼魚水族館。
もともとは行程に入れていなかったのですが、帰りの新幹線は沼津に戻るより三島から帰った方がよいことを知り、場所を調べると三島から近いじゃない!と即決定。

基本情報
場所:静岡県 駿東郡
入館料:1200円(大人、2022.09.18時点)
飼育点数:約?種?点

今年の4月に、「サントムーン柿田川」というショッピングモールの一画にできた水族館。その名の通り、幼魚をテーマにした水族館。"令和のお魚王子"こと鈴木香里武さんが館長を務める。

チケット

チケット(?)はこちら☟

チケットではなく、シールなんです。こちらを洋服に貼って入館しました。

私が気付かなかっただけかもしれませんが、パンフレットはありませんでした。


外観

サントムーン柿田川までは、あわしまマリンパークからタクシーに乗りました。運賃は4650円。友達と2人だったから成し遂げられた手段。
着いたはいいが、本館やらアネックス館やら何個か建物があり、さっそく迷う。幼魚水族館が入っているのは「オアシス館」
やっと見つけて、3階に上がってもなお「ほんとにここに水族館あるの?」という不安がありましたが、ちゃんとありました。

出来立てほやほやのフレッシュさを感じる立て看板。
港のデザインでしょうか、灯台らしきものが先の方にあります。
入口。右に進むと「幼魚屋」というのはショップで、入館料を払わなくても入れるようでした。
料金表は、成魚・幼魚など、表示が魚でユーモアがあった。もう少し近くで撮ればよかったのですが、戻るのが恥ずかしくて遠くから。
ウェルカムボードの文章にも熱が入っていてテンションが上がります。


フロアがいくつかのテーマに分かれているので、そのフロアごとにまとめます。

幼魚は擬態の天才

まずは入口入ってすぐのコーナー。

全体にはこんな感じ。天井までに少し空間があるせいか、圧迫感を感じない空間。
コーナーごとの説明もあります。幼魚ならではの習性について。
まず出会ったのは、おそらくクマノミ。小さい~
ミズクラゲとビニール袋が似ていてウミガメが誤って食べてしまう、という環境問題を考える展示方法。
お次はミズクラゲ。なめこぐらいのサイズだった。
魚名板はこんな感じで、なんと手書きです。
アマモ水槽。魚名板が追い付いていないようで、右側にあるようにホワイトボードに生き物の名前が書いてありました。
クサフグかな?いい目をしてる(誰目線)
たぶんハギの仲間。背びれがツンとしてかわいい。
ゴンズイ玉!幼魚というにはやや大きめだったかも。
お名前はわからないのだけれど、体のバランスから幼魚であることが伝わってくる。
イトヒキアジ!東海大学海洋科学博物館ぶりです。
水槽の壁に映る姿も良い。
特徴的な糸があんまり引いてなかったけど、きれいでした。
成長すると糸がなくなるのは初めて知った。
ギンユゴイだー!
こちらのサイズもまあまあ大きかったですが、きれいな個体に会えてうれしかった。



危険な幼魚

次のコーナーは、危険がテーマ。

身を守るためにできた習性。
壁にずらーっと水槽が並ぶ。
魚の下に隠れているニシキテッポウエビ。威嚇のためにハサミで音を鳴らせるらしい。
オニダルマオコゼ!幼魚だとヒレで立っているみたいに見える!
背びれに毒があるので、岩と間違えて踏んじゃいそう・・・。
ゴンズイ!こちらは幼魚サイズ。笑ってるように見えて最高な表情。
フェロモンで制御されている・・・。
キイロサンゴハゼかな?成魚でも小さいのに・・・
私の撮影技術では捉えられなかった幼魚たち。上の方のつぶつぶが全部魚です。
イカ!


幼生アイドル

お次は、館長が選ぶアイドルコーナー。順位付けがされていました。

館長じきじきに選ぶとは興味深い。
4番手のリュウキュウハナハゼ。繊細な美。
こちらがトップ3に君臨する幼魚たち。
まずNo.3に選ばれたのは、ハリセンボン!さかなクンからのプレゼントという熱いコラボ。
青い個体は激レアだそう。
右の個体も少し青いけれど、左の青さは比べても際立つ。
言わずもがな顔がかわいい納得の3位でした。
No.2に選ばれたのは、ミナミハコフグ!
見てください!このサイズ感!
少し角ばっていますが、もっと小さい頃はまん丸だったそう。
顔もかわいい!
私も大好きな第2位でした。
そして、第一位に輝いたのは、アカモンガラ!実は歯が赤いらしい。
シルエットがかわいいし、顔もマンボウ似でかわいいですね。



幼魚と成魚を比べる

お次のコーナーは、「幼魚と成魚を比べる」

幼魚だけでなく、成魚も並んで見られるなんて贅沢な経験!
タテジマキンチャクダイ。うずまき模様。成魚の姿は・・・
どーん!まるで違う!
「大人のケンカに巻き込まれないように」という優しい理由だった。
ヘコアユ。上手に撮れなかったけど、小ささの記録。
館長の比較も!
ハナヒゲウツボの色の違いは成長の過程だったのか。
ハナヒゲウツボ、幼魚。
成魚。たしかに、ヒゲの部分が少ししっかりしているような?
サザナミフグ、幼魚。
成魚。この写真じゃわかりづらいけど、幼魚より縞模様がしっかり出てます。
ミノカサゴの幼魚!
ヒレもサイズも幼い感じが愛くるしい。
ん?岩の下で休んでいるのは・・・?
ナンヨウハギ!魚名板になくても水槽にいる魚もいて、油断できませんでした。



深海の幼魚を科学する

深海コーナー。深海の幼魚とは・・・?

海の98%が深海って、地球の広さに圧巻される。
写真展示がたくさんありました。QRコードを読み込むと解説が読めました。
サギフエ。幼魚のうちは浅瀬で過ごすので銀色、深海におりるときには赤に変身するんだとか。
生きものの生きる工夫はすごいなぁ。
これから幼魚になるであろう卵も並んでいました。
ナヌカザメの卵。くるんとした糸は海草などにからみつくためにあるらしい。
オオセ。目が猫に似てるなぁ。



本当の海を知らない幼魚

だいぶ後半になってきました。こちらのコーナーは写真少なめです・・・。

人工繁殖のコーナー。
ノリの展示。こんなものが水族館で見られるなんて、面白かった。


水辺の幼魚

最後は、水辺のコーナー。

カブトガニ!小銭ぐらいのサイズでした。
ミナミトビハゼ。皮膚呼吸しているらしい。
ポリプテルス・エンドリケリー。肺呼吸らしい。水辺の生きものの呼吸は特殊だ。
出口の展示。ずっと疑問に思っていた「幼魚じゃなくなったらどうするんだろう?」には、他の水族館に飛び立つという答えをもらいました。


グッズ

グッズは一つだけ購入。

キャッチフレーズが気に入ったヘコアユのアクリルキーホルダーを買いました。
館長手書きのオリジナルグッズの数が半端じゃなかったのでぜひ訪れた際には圧巻されてほしい。



まとめ

店舗に紛れて一画にある水族館なので敷地面積は本当に狭いと思うのですが、満足度は高かったです。種類としては、他の水族館でも見られるそこまで珍しくない生き物ばかりですが、いつも見ている魚とサイズ感が違う。「ちっさ!かわいい!」普段見ている魚の幼少期を覗き見ているようなワクワクがありました。
まだまだ進化していくのだろうなと思うし、訪問するときによって見られる種類がかなり変わりそうなのでまた行きたいなと思います。

2日間で4館巡ったのは初めてでした。私は魚の種類に詳しくないので、「あ!この魚、ここにもいたな」と記憶が鮮明なうちに見られるのは楽しかったです。幼魚水族館はなおさら。1県でこんなにも水族館が充実しているのは珍しいですが、また詰め込みツアーやりたいな。

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