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レポ#39 おたる水族館(冬期営業)

関東でも雪が降った翌日に、雪たっぷりの写真をお届けします。
初のおたる水族館は、1年越しの念願の訪問。昨年ある写真を見て「来年の冬は絶対におたる水族館に行く!」と決めてから楽しみな気持ちを1年間蓄えていた。2023年一発目でもある遠征は、もう今年はこれを越えることはないのでは、と心配になるぐらい楽しい思い出になった。

基本情報
場所:北海道 小樽市
入館料:1100円(大人、2023.01.28時点)
飼育点数:約250種2000点以上(水族館ぴあ2015より)

チケット・パンフレット

チケットはこちら☟

写真の種類は何種類かあるよう。

パンフレットはこちら☟

冬バージョン。写真もキャッチコピーも最高。
広げるとA4サイズぐらいの館内図。冬期営業中は、海獣公園が閉鎖中のため本館のみのマップ。


水族館まで

新千歳空港まで飛行機で、電車で小樽駅まで1時間ちょっと。小樽駅前から出ているバスで向かいます。

バスの所要時間は約30分。北海道は車が必須だと思ってたけれど公共交通機関でも全然行けた。
到着すると、看板が雪に埋もれていた。
雪景色にテンションを上げながら、積もる雪に挟まれた階段を上っていく。
入口は、歴史を感じる外観。


アザラシのお食事タイム

到着したのが10:30頃で、10:40から「アザラシのお食事タイム」だったので、館内を早歩きして「凍るど!プール」に向かう。1日3回開催の初回。

左の方に映っているカラスがエサを狙っていて、飼育員さんとバトルを繰り広げていた。
雪にまみれるアザラシ。
保護された子とおたる水族館生まれの子、合わせて2頭のアザラシが暮らしていて、楽しい時間だった。

なぜ「凍るど!プール」と呼ばれているかというと、寒い日には☟こんな風にプールに氷が張るそう。


オタリア・イルカショー

続いて11:00からの「オタリア・イルカショー」を見た。こちらも1日3回ありましたが、見たのは最初の回だけ。

体育館のような見た目のスタジアム。
まずはオタリアが登場。アザラシとの違いで「耳介」があると紹介されているところ。
ジャンプしたり輪っかキャッチをしたり息の合ったショーでした。
続いて2頭のイルカが登場。メリーとロビンです。
ステージをスライディング。
ジャンプもお見事!
同時にボールタッチ。左のボールが高くて途中で下げてもらう調整が入り・・・三度目の正直で成功。
最後には客席前のステージにランディング。お顔がよーく見えて嬉しい時間。
ポーズを長く決めてくれてシャッターチャンスでした。


ペンギンの雪中さんぽ

1年越しの訪問目的のメインは「ペンギンの雪中さんぽ」でした。その名の通り、ペンギンが雪の上を歩くイベント。1日3回開催なのですが、こちらは3回全て見ました。

1回目

11:30からの1回目。会場が丘のような場所で意外と広く、どこで待っていたらよいか迷っていると「ここは通り道になるからこっちかこっちがいいですよ」と常連さんらしき優しいお方に教えていただいたおかげで、無事に開始時間を迎えられました。

イベント会場は、本館からイルカスタジアムに向かう途中にあります。
おたる水族館に暮らすジェンツーペンギンは13羽。
一番上の広場にある旗。登場までウキウキ。
来ましたー!!!
ひゃー!
くちばしに雪ついてるよー!!
くちばしについた雪の取り合い?
ぷすっと刺さる。
お気づきかもしれませんが、散歩といってもずっと歩き続けるわけではありません。2ヶ所広場があってそこまで歩いて、広場で自由に過ごすペンギンたちを見ます。
雪からひょっこり。
目が合っちゃった。
雪玉になりきってる?
雪見ペンギン大福。

時間は約10分間なのですが、終始興奮しっぱなし。心の声が漏れていて、きっと周りから見るとなんと気持ち悪かったことでしょう・・・。雪とジェンツーの相性が最高すぎでした。

2回目

続きまして、12:40からの2回目。登場シーンが見たいなと思って、広場の入口でスタンバイ。登場の様子は後半に動画で。

掲示も面白い。
「私の顔何か変?」
影とにらめっこ。
足が埋まっている。
これがペンギン歩きだ!!!
前に進めー!
そして、着雪。
全部で13羽いるペンギンたち。みんなフリッパーに名前が書いてあって誰かすぐにわかる。
ご挨拶。
集まるペンギンたち。
疲れたら休んだらいいよね。
帰り道。後ろ姿もかわいい。


3回目

14:40からの3回目は、太陽が雲に隠れてしまって少し暗めで寒かった。

広場の全貌はこんな感じ。仕切りはロープしかないので、本当に距離が近いです。
フリッパーを全開にして歩いてくる姿がたまらん。
33歳の国内最高齢記録を更新している「ダディ」3回中1回だけ散歩に参加します。
3回とも気付いたら目の前にいた「なつ」
足の角度が良い感じ。

この日は前の日に雪が降ったのでふかふかの新雪が積もっていました。腹ばいになって進む「トボガン滑り」が見られるかなと思ったけれど、3回とも見られず・・・。
それでも、雪の上で思い思いに過ごすペンギンたちを見られたのはこの上ない眼福でした。

普段のペンギン

散歩以外の時間は広場横のプールにいます。

こちらも外なので、雪が積もる。
すいすい泳ぐ子も。
上の方で休んでいた。

動画も撮ったので久しぶりにYouTubeに上げました。


お昼ごはん

雪中さんぽの1回目が終わってから、館内にあるレストランでお昼ごはんを食べた。

「ニュー三幸」という名前で、北海道内にいくつか店舗がある洋食屋らしい。
豊富なメニューから選んだのは冬限定の「海鮮あんかけラーメン」
ここで知ったけれど、小樽はあんかけ焼きそばが有名なんですね。肉厚のきくらげが入っていてとっても美味しかった。


海のパノラマ回遊水槽

ペンギンの雪中さんぽ2回目が終わったところで、ようやくゆっくり館内をまわった。

入ってすぐに竜宮城の壁。水槽にはウミガメ。
水槽が始まります。
横に長い、大きな水槽。
その名も「海のパノラマ回遊水槽」エイもご挨拶。
うまく撮れなかったけれど、右前足がない状態で保護された「太郎」がいる。
後ろには冬の海獣公園のパネルが飾ってあった。
北海道弁で解説を聞ける面白い音声ガイド。


ネズミイルカ

おたる水族館で見るのを楽しみにしていた生き物です。

こんなに早く会えるとは思っていなかった。
ネズミイルカ!国内の水族館で飼育しているのはここ、おたる水族館のみ。
顔と色がネズミに似ているから名付けられたそう。
4頭飼育していますが、この日プールにいたのは2頭。
ずっと泳いでいましたが、ときどき休憩なのか覗いてくれる。
「何してるの~?」とでも言っていそう。
ネズミに似ているかはわからないけど、かわいいお顔です。
室内なので、少し暗い。
イルカについての展示。くちばしのある・ないで分類されるのは初めて知った。
ベンチに貼ってあったおたる水族館のキャラクター。
ネズミイルカの研究も掲示してあった。



本館1階の生き物たち

ネズミイルカのプールから先の1階の展示を紹介していきます。

北海道の希少生物

北海道の生き物たち。サンショウウオなどいろんな生き物たちがいたけれどみんな隠れ上手で全然探せず。
オショロコマ。北海道のみに生息するイワナの仲間。

北の魚たち

幻の魚、イトウ。
通路の水槽がない側は装飾がかわいい。
オショロコマ・サクラマス・イワナが並ぶ。
まっすぐな通路。空間を贅沢に使っていて、広々していて見やすい。
展示には高校生が作った解説も。
タコの中で世界最大級の種類、ミズダコ。
ホッケがいる水槽。北海道っぽくて良い。
産卵があったよう。日本の水族館で初めてホッケの繁殖に成功したのはおたる水族館らしい。
お世話するオスも見られました!貴重。

コツメカワウソ

上の通路・床下の通路を通って、右側のプールにも行ける構造。
この通路を通るところも見てみたかったけど、ハンモックで休んでいた。

南の魚たち

カラフルな水槽。
タマカイとメガネモチノウオ。
メガネモチノウオのあくびは口が伸びる!

オホーツク海・ベーリング海の魚

大きいカレイがいるらしい。
色は地味目だけれど、寒い地域に住む魚がたくさん泳ぐ珍しい360度水槽。
淵で休んでいた魚。
これが最大級のカレイ・・・?
オオカミウオのマンション。



本館2階の生き物たち

階段で2回に上がると、北海道の海ゾーン。
珍しすぎて4種類とも全然知らない・・・。
重なる魚。
流氷の天使、クリオネ。
擬態するアツモリウオ。
水槽のくぼんでるところにいたのでよく全身が見られた。
フウセンウオ。大好き。
カブトガニが泳いでいた。
鮮やかなイソギンチャクとクマノミ。


グッズ

グッズは全部で5種類買いました。

まずは、オリジナル缶バッジのガチャ。生きものたちのために使ってもらえるらしい。
何が素晴らしいって15種類全部ジェンツーペンギンなんですよ。ペンギン好きにはたまらない。
2回回して右と左のが出たんだけど、ラインナップで「これがかわいいね~
~」と話していたら同伴者が1回回してまさかの一発で出た!
2つ目は以前Twitterで見てほしいなと思っていたマグネット。フンボルトペンギン、夏に見たいなぁ。
3つ目は、クリアファイル。
4つ目はポストカード。青空と雪とジェンツー。
最後は2023年のカレンダー。割引になっていた。
今年はもう1月からめくらないだろう。


まとめ

雪のペンギン散歩は、他に旭山動物園と登別マリンパークニクスで見られると思う(haru調べ)。ペンギンの種類は、旭山はキングペンギン、登別はキングとジェンツー。ジェンツーだけなのはおたる水族館だけ。いつかこの2ヶ所にも行ってみたいけど、ジェンツー好きな私としては来年もおたるに行きたいと思ってしまうぐらい良かった。
水族館自体も、好みである解説たっぷりの古き良き展示であり、北海道ならではの生き物がたくさん見られて魅力的だった。

知り合いからすごく良かったと聞いていた海獣公園は、冬は閉鎖中。日曜日は有料イベントでちょっと入れるみたいだけど。次は夏期営業のときに来たいな。

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