摂食障害であることと、幸せを切り離す。
『摂食障害さえ治ったら』
『過食さえ治ったら』
これは毎日毎日わたしの頭の中を支配していた思い。
摂食障害さえ治れば、過食衝動さえなくなれば、まともな人間になれる気がしていた。
そうしたら幸せになれると思ってた。
だけどね、それはちがうんだ。
あの頃だって、春に咲く桜を見てちゃんとしあわせを感じていた。
あったかい毛布にくるまれた時、しあわせだと思った。
いつだってしあわせはすぐ近くにあった。
あなたが摂食障害でいることは不幸なことではないんだ。
コントロールできないことに罪悪感を感じなくていい。
しあわせを感じていい。
ほら、今年ももうすぐ桜が咲くよ。
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