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ライブをした日が、人生で一番思考を巡らさずにはいられない日

体験と対話に勝る学びはないと確信した。ライブはとっくに娯楽を超えていて、ライブをした日が人生で一番思考を巡らさずにはいられない日になっている。


一度走り出したら最後の曲に辿り着くまで操縦機を離せない。やり直しの効かない今目の前で作っていく音楽を奏でるライブステージでの体験は確実に自分を傷つけながら魂を磨いてくれる。とても貴重な舞台です。

何を求めてライブ会場まで足を運ぶのかは人それぞれ違うんだろうけれど、意識的にせよ無意識的にせよ、ステージに立つ人たちのそんな懸命に生きる様から放たれる音楽を感じにいくのだと思った。



久しぶりの人にも会えた。会って話しながら、その人の今の人生観と苦楽をやり取りして、みんな自分を見つめていくんだと思った。そして、別々の場所でも、なりたい自分に向かってそれぞれが日々を走っている人たちと話ができた。そんなの幸せなことに決まっているなあって思う。



みんな楽しそうだった。満足感のある幸せな空気が流れていた。音楽って、弾き語りって、ライブっていいよなぁって、あの会場にいたみんながどこかで思って帰路につけたと思えるよ。本当にそうなのかよりも、自分がそう思えたことが大事なんだ。景色は自分の気持ち次第で良くも悪くも映るだけなんだから。


また新しい曲を初めてやった。最前線で見ていた人たちがとても気に入ってくれていて嬉しかった。間違いなくこの曲もレコーディングする。たくさんの人に届くはずだってもう勝手に決めてるよ。それで、いいんだ。

自信と学びと活力をくれた夜を抱えて、もう眠るよ。明日また新しい朝が来て、この体験と対話の夜の先に抽出されたものが自分の血肉になっていく。

これが人間だね。iPhoneよりも、身体と心を動かしていくんだってこと。


今年のライブはこれで終わり。
来年に向けて、自分の音楽性を磨くのだ。
今日を消費ではなく財産に変えて。

一緒に名古屋 吹上 ライブスペース「鑪ら場」7周年ライブを作ってくれてありがとう。大切なライブスペースです。

そして、最後まで読んでくれてありがとう。
自分の懸命と苦悩が誰かのヒントや活力になれば本望です。


現実を動かして。やっぱり、それだけだよ。
おやすみなさい、また明日からを。


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