ベトナムの物乞いに会った時、どうするか？

こんにちは。

ベトナムにいると、
乞食や物乞いに会うことが時々あります。

特に外国人で男性ですと、
会う確率が高まるようです。

私は女性ですが、
明らかに外国人という見た目だからか、
やっぱり会います。

相手は、宝くじや小物を売る子供だったり、
戦争でなのか、手足をなくした人だったりもします。
子連れの女性などもいます。


物乞いを副業として、
村単位で従事しているところもあるというし、


物売りの子供には
元締めがいたりもするし、
色々複雑なようです。

庶民的な食堂で食事をしていたり、
道端にあるカフェにいたりすると、
よく会います。

また、外国人がよくいるような地域にも出没します。
稼げる場所なんでしょうね。

最初はかわいそうだなと思って、
小銭をあげたり、
宝くじを買ってあげたりするのですが、
ひっきりなしに来られると困ります。

ベトナムの人がどういう風に対応するのかな、
と思って見ていると、

「何で私が苦労して働いて稼いだお金を、
何もしていないあなたに渡さないといけないの！」
と怒ったり、冷たく追い払ったりする人もいるし、

一人にお金をあげたら群がってこられて、
困っている人もいましたが、
あるときに、とても印象的な光景に出会いました。

そこはホーチミン市の中心街、
第1区の目抜き通りにあるカフェでした。

夕方になって、
店員たちが外にもテーブルを出して、
オープンテラスカフェにする準備を
していたところ、

物乞いのおじさんが、
大音量で音楽をかけながら
やって来ました。

片足の膝下がなく、
台車のような
車輪のついた板の上に乗って、
移動しています。

スピーカーを抱えて、
大音量で音楽をかけるのも、
物乞いの一つのパターンです。
相手が無視できなくなりますからね。

ですが、居座られるとお客さんも困るし、
素敵なカフェの雰囲気も台無しです。

どうするのかな〜と思って見ていたら、
若い男性の店員さんが店の中に入って、
お茶の入ったグラスを持って戻って来ました。

そして、そのグラスを両手で、
物乞いのおじさんに差し出しました。
おじさんに深々と頭を下げながら。

おじさんはしばらくそれを見ていましたが、
やがてグラスを受け取って、
お茶を飲み干すと、
グラスを店員さんの手に返し、
他のところに行ってしまいました。

その光景を見て、
ああ、そういう風に接すればいいのか、
と納得しました。

物乞いの人は、もちろんお金も必要なのでしょうが、
人から蔑まれたくない、
敬意を払われたいとも思っていそうですね。
そこに、少しでも向き合えばいいんだなと感じました。

その光景に出会ってからは、
物乞いに出会っても困ることがなくなりました。

出会ったら、何か渡せるものがあれば渡す、
なければごめんね、と言う、ですみます。

書いてみると当たり前の態度ですが、
それが、以前はできなかったんですね。

普段の生活の中で会うような人ではないので、
怖かったんだと思います。

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今日のレッスン♪
物乞いの人に出会っても、淡々と。
同じ人への敬意を持って接すれば、大丈夫。
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いかがだったでしょうか？

また明日！
今日も素敵な一日を♪

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