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【悪魔の傾聴】私みたいな無価値な人間の話、聞きたくないでしょ?

『悪魔の傾聴』、読了

タイトルがエグいですが、内容はシンプルなのに核心を衝いています

傾聴を生業にするなら、一度は読んでおくと良いです

人の話を聴けるだけで、大概のことはうまくいく

昨年からカウンセラーの養成講座をやっています

講座を構築する過程で、これまで自分がやってきたことを振り返り、カウンセラーとしての良し悪しを左右するのが『傾聴』のスキルだと確信しました

同時に、ほとんどの人が他人の話を聴いてないし、聴けてないことにも気づきました

ざっくり言っちゃうけど、夫の話を本当に”傾聴”できてたら不倫はされないと思ってます

それくらい、聴いてもらうことは人間の本能的欲求なんですね

つまり、人の話を聴くスキルさえあれば、大抵のことはうまくいきます

そんな簡単なこと⁈

と思ったあなたはご注意ください!

その時点で、多分、人の話は聴けてないですからww

過去の経験が、どんどん現実創造につながる不思議

ここ1ヶ月、視界が開けたような気づきが続いています

過去持っていた膨大なコンプレックス、強大な劣等感、強固な自己否定と自己嫌悪が今やわたしの武器になってるんです

それにやっと気づけて、一段と身軽になっています

『悪魔の傾聴』を読んでいて感じたんだけど、私はずっと「私みたいな無価値な人間の話なんて、聞きたくないでしょ?」と思って生きてきたんです

正確には、今もそう

良い解釈をすれば控えめな感じがするけど、普段のわたしはなぜか態度がでかいようで、チグハグでどうしたもんかなと思ったりしてた

けれど、傾聴のスキルの大原則「自分の話をしない」には、とんでもなく役立ってることに気づいて嬉しくなった

なぜなら、この「自分の話をしない」スキルを後天的に身につけるのは、かなり難しいと知っているから

みんな、本当に「自分の話ばかりする」んですよ、無意識に

「自己肯定感が高いんだなぁ」と羨ましく思ってた時期もあるけど、今は逆で「わたしでよかったな」と思ってます

秀でた傾聴は、確かに悪魔のスキル

本の著者、中村淳彦さんも書かれていましたが、このスキルはプライベートで使わないそうです

わたし自身、プライベートでは使わないです

仲良くなりたいわけじゃないのに仲良くなりたいと思われちゃったり、依存されちゃったりするから

それくらい『悪魔』なテクニックなんです

ちなみに夫には一時期、徹底的に使ったので、面白いほど信頼されてるし愛されてます

要は、オンとオフができるようになると最強ってことですね

信頼関係の作り方への勘違い

多くの人が勘違いしてるのが、信頼関係ができると何でも話してくれるようになると信じてること

これ、全く逆で、話しているうちに相手は心を開いて信頼関係ができるんですよ

つまり、信頼関係の構築が出来上がってないうちから話してもらえる状態を作れるかがポイントなんです

だって、カウンセリングもそうでしょ?

信頼できるかどうかわからないけど、話す

話したら否定せず、アドバイスもせず、聴いてくれる

あっ、この人には何を話しても大丈夫!と信じるようになるわけです

ただし、傾聴は非常に疲れます

使い過ぎには注意が必要です