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琴線に触れたnote集

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何度でも読みたくなる。 出会えたことに心から感謝したい、素敵なnote集。
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#詩

節目

またあたらしいひと月だからと節目節目でおこなわれるカジュアルな心機一転さえ許されない人が…

20

『ずっと昔に教わったことを』

いたいよ、やめてよ そうやって 言われるようなことを、人にしてはいけないと ちゃんと教わっ…

39

最果タヒ展で私が読んだもの

仙台パルコで開催された最果タヒ展に行った。 自分が立ち止まる場所によって、その瞬間によっ…

翠 はるか
2年前
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『春忘』

冬が散った 風が凪いだ 色づく空に溶ける思いだ さよならって きっとこんな憂い雲に似てる 形…

い〜の
3年前
28

『創作論』

これまでの人生で味わった感情を可能なかぎりかき集めて、ぐっと力をこめて丸めてみた。黒では…

40

『還りみちを臨む、』 #教養のエチュード賞

わたしをはじめて包んでくれた温度のことを記憶にあるかと尋ねられればそれはすこし難しくて、…

85

『きれいごとを、信じることを』 #ポエムのある暮らし

大切な人がいますか、あなたには わたしにはいます、 世界でいちばん大切な人が、わたしにはいます 大切な人がいますか、あなたにも いてくれたらいいな、 世界でいちばん大切な人が、あなたのとなりに もし となりじゃなかったとしても、あなたのこころの奥のほうに だれかが だれかにとっての世界一だ そんなきれいごとを いったいだれが信じるだろうか そう思うなら まずは信じてみて、あなたが わたしは信じている、信じ切ってみせる 悲しい顔を させたらいけないの、わたしは わたし

¥200

競争に立たされる理不尽さ

昨日、詩を書きました。 『狂想曲』というタイトルで、誰もが能動的にも受動的にも「競争」と…

『きみには雨が似合うねなんて』 フォトポエム

きみには雨が似合うねなんて 決めつけてほしくなかった 日陰にひっそり佇むその姿こそなん…

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路傍の石

荒波に揉まれ、ゆっくりと宙に舞い、きりもみする。 ポール・ギャリコの「雪のひとひら」みた…

【詩作品】幼なじみ

青空が輝いている 曇りのない君のように 空を飛ぶ鳥の歌声が 僕を「出来る」って気にさせる …

あずき
4年前
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五月の風 【散文詩】

深夜、床で横になっているわたしの足先は、徐々に砂のようにほろほろと崩れていく感覚があり、…

うすくて柔らかな、優しさのかけらを。

ピンと張りつめたような、乾いた寒さの隙間にふと こぼれるようなやさしい光のその熱を、風が…

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寄せても応じず

吹き抜ける風に顔を顰めて 手に持つ鞄の重さを感じつつ 今、交差点を行き過ぎていく。 空を見上げてみても 感傷に浸るには あまりに弱々しい月が浮かんでいるだけ。 ここじゃ駄目だって 言い続ける人を尻目に どこでだって駄目だって 思い続ける僕は どこにも行かないまま、どこへも行けないまま。 愛した昨日は過ぎ去った。 愛した記憶は過ぎ去った。 過去になればすべてを愛そう。 今日の事も、これまでの事も。 いつだって過去だけは綺麗で美しいのだから。 君が笑う世界にいた僕は 君