藤田 ハルノ

ファシリテーター / TexTテクスト主宰 / グラフィックやシステミックコンステレーションを使い、文脈や関係性を可視化します / イタリア留学→自営業8年 /夫婦でMUMU橆々園藝社を運営。長野県在住です。

藤田 ハルノ

ファシリテーター / TexTテクスト主宰 / グラフィックやシステミックコンステレーションを使い、文脈や関係性を可視化します / イタリア留学→自営業8年 /夫婦でMUMU橆々園藝社を運営。長野県在住です。

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    これまでお仕事させて頂いた事例をまとめています。バラエティーに富んだ素敵な組織様ばかりですので、ぜひ記事内のリンク先ものぞいてみてくださいね!

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    読んだ本の中で、「これぞ!」という書籍のレビューをまとめています。

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仕事08 「次世代の変容を自分自身から」 公益財団法人アジア・ユネスコ文化センター様

グラフィックレコーディングをさせて頂いたACCU様(公益財団法人アジア・ユネスコ文化センター)の イベント内容が掲載された冊子が届きました! イベントの模様はこちら →https://note.com/harunofujita/n/n523fd41a8836 ACCU様の篠田真穂さん方が率いるこのプロジェクトは、SDGsという国連が2015年に宣言した「持続可能な開発目標」を素材にして、小学校・中学校・高等学校における先生方がどのように生徒たちに伝えていくことができるのか

    • 仕事07「SDGsの伝え方」公益財団法人アジア・ユネスコ文化センター様

      「SDGsを子どもたちにどう伝えよう」 7月に、ACCU様が開催された”SDGs カリキュラム・教材検討会“で、ストーリービジュアライゼーションを行いました。 今回は、津布久遊さんと2名体制で伺いました。 会場は、目黒区にある小学校。 夏休みで子どもがいないけど、廊下や、体育館、下駄箱の風景から今にも子どもの声が聞こえてきそう。 うん十年ぶりの小学校との対面に、思わずノスタルジックな気持ちにさせられます。 ワークショップは、全国津々浦々から小中高・教育方針を問わず先生

      • 仕事06「いのちと向き合う人のお話」Ecological Meme様 小林泰紘さん/山本文弥さん

        2019年9月24日、小林泰紘さんが主催されるEcological Memeという 新しい世界との向き合いかたについて、考えを深めていくイベントにて、 グラフィックレコーディングを行いました。 植物に囲まれた素敵な空間、合羽橋テラスさんが会場です。 今回は、「テクストの庭」企画として、津布久遊さん・平柳智子さんとともにお受けしました。 当日は、私 藤田ハルノと津布久遊さんで、お話の内容を可視化し、 平柳智子さんがその様子を写真におさめていきました。 イベントに登壇された方

        • 仕事05「未来をつくる新しい保育園を」みつけの保育園様

          新潟県見附市に伺い、1DAYワークショップを開催しました! 「自分自身が、これまでどんな体験をして、いまここに至ったのか」 「日々の暮らしの中で、何を感じ、何に違和感を覚えるのか」 「そして、これからどうしていきたいのか」 そんなことが共有される密度の濃い時間となりました。 きっかけは、パートナーとして参加しております株式会社エリオス 杉浦さんのご紹介でした。 6月のある日、エリオス杉浦さんがいる渋谷のCiftへ、先日のお仕事の振り返りを、と思って出かけていくと…

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          仕事05「”Talk Night オープンスペースから街の未来を考える” 」NTT出版 NTT都市開発デザイン戦略室様

          建築家である槇文彦氏が中心となってつくられた書籍 『アナザーユートピア 「オープンスペース」から街の未来を考える』(NTT出版)の出版を記念して、NTT都市開発デザイン戦略室の方々と、書籍の編集者の方が企画され、3回シリーズのトークイベントが開催されました。 テクストの庭として、TSUBUと藤田ハルノでグラフィックレコーディングのご依頼をいただきました。 多様な視点から街の未来を見据えて活動される講演者の方々の声を、イメージや色を使ってグラフィックとしてリアルタイムに可視

          仕事04「"多様性と調和のムーブメント"」 NPO法人スローレーベル様

          2月に、非営利活動法人スローレーベル様(https://www.slowlabel.info/)が開催されたイベントにて、 ストーリービジュアライゼーションを行いました。 実は、私自身が、コンサルティング会社を退職後、(しばらくハードワークがたたり引きこもったのち) 留学を目指して、行きたい学校の卒業生に話を聞きに行った人のひとりが、 スローレーベル代表の栗栖さんでした(ドムスアカデミー ビジネスデザインの卒業生です) 「留学とか学んだりするより、活動した方がいいよ」

          仕事03「つながりを可視化する"」越谷市様

          「越谷市のひと・もの・場所のつながりを、市民に参加して頂くオンラインのワークショップを通じて可視化したい」 そんなご依頼を、株式会社BAKERUの大沢景様から初めてお声がけを頂いたのが、2020年9月のことでした。 株式会社ポニーキャニオン 矢萩様・野中様、株式会社BAKEARU 山田様・大沢様、企画をされたondoの鈴木様、映像制作の株式会社KIBI 久慈様が揃われた「こしがや"つなレコ"制作チーム」という強力なチームに加えていただきました。 「こしがや”つなレコ”-

          仕事02 「"Design the GOOD LIFE"」 ピークス株式会社様

          2018年〜2019年、ご一緒させて頂いた思い出深い企業が、「ピークス株式会社」様です。 本屋さんの雑誌コーナーを訪れれば、ピークス株式会社のグループ会社である、株式会社枻出版社さんの書籍が目に入らない人はほぼいないと思います。 バラエティーに富んだ暮らしに寄り添うコンテンツを創られてきた会社を母体に持つ、ピークス株式会社さんが新たな一歩を踏み出す第二創業期にご一緒する機会を頂きました。 電子書籍の誕生、ウェブメディアの進化は、人の意識やライフスタイルを徐々に変化させ、

          仕事00 「リモート・兼業あたり前の組織づくり」 JOINS株式会社様

          新しい会社が歩き出すとき 私が本格的に独立してすぐの2018年に、お仕事をご依頼して下さったのが、JOINS株式会社さんでした。 現在、パートナーとしてさまざまなお仕事をご一緒させて頂いている 株式会社エリオス代表の杉浦 元さんが、アドバイザー を務めている企業でもあります。 最初に独立して、追究していきたいコンセプトをお伝えするしたときに、 「それは面白いですね。ぜひやってみましょう」とおっしゃって頂きました。 そのコンセプトは、何枚かの企画書のようなものにまとめた今のテ

          本07 『世界の中にありながら世界に属さない』(著:吉福伸逸)

          すべて「胡蝶の夢」である 2014年の折、池田晶子さんの本を読んでいた同時期に、読んでいた本がある。 本屋で、心理学系の本棚をぶらぶらしていたときに見つけた本だった。「◯◯療法」「◯◯学」といったタイトルで分厚く難しそうな本の中に、無駄のないフォントで書かれた背表紙が美しく目を引いた。 この著者である吉福さんと池田さんの著作に共通して感じる点としては、みずから探究し尽くした境地と、シンプルで強い表現、そして、けして読者に依存させない書き味かもしれない。 そう書いていて、中

          本06 『ムナーリのことば』(著:ブルーノ・ムナーリ 訳:阿部雅世)

          子どもの魂に向けた本 振り返ると、私は幼少期の頃からこれまで、「それが“常識”だ」と伝える大人の存在に反抗的でした。そして、そんな彼らに反論をぶつけてみても、ちゃんと聴いてくれない、あるいは、流されている、あるいは後になって、意見を翻されることがよくあり、ふつふつとさらに反抗心を燃やすことがよくありました。 このままだとどうやら埒があかないらしい、と自分の中を見つめたり、それこそ心理や関係性の学びを重ねてきたのでした。 しかし、まだまだ自分の中に、反抗児はいるし、きっと死

          本05 『木のいのち 木のこころ <天>』(著:西岡常一)

          先生が教えたかったこと 「『木のいのち 木のこころ』がおすすめです」 大学で金融の授業をとっていたときに、外部の先生が、出張授業で来てくれたことがありました。堂々たるキャリアがレジュメに記載されていて、勝手に年齢を重ねた男性だと思っていたところ、実際は、40代前半だろうかお若い先生でした。 残念ながら、お名前を忘れてしまって記憶も曖昧だが、チノパンに綺麗な色のシャツを着て短髪に清潔感を漂わせながら、キャリアからは想像もつかないほど、(あるいはだからこそか)あっけ

          本04 『子育ても 料理も 科学も 遊んじゃおう 暮らしのなかの学びあい』(著:曽田蕭子)

          ただ「かたる」だけでいい 私は、”女子校”という女性の多い、あるいは女性の意見が優先されがちな環境で育ちました。 そのため、つい女性、に肩入れしがちな傾向があると自覚している。 もちろん、ファシリテーターとして、場に立ち、ファシリテーションをするとき、無自覚に、あるいは意図を持たずに、何かに反応し場にインパクトを与えるのは、NGなことです。ひとりひとりが、DNAが異なり、身体が異なり、育った環境が異なり、言葉が異なり、あらゆる違いをもって存在している。「女性」、「男性」な

          本03 『愛する歌』(作:やなせ・たかし)

          声に出して味わうことを教えてくれる 「ーなにがきみのしあわせ、なにをしてよろこぶ わからないまま おわる そんなのはいやだ! ー時ははやく すぎる 光る星は 消える  だから きみはいくんだ ほほえんでー」 女子校時代の休み時間、アンパンマンのマーチを口ずさむ同級生に、その奥深さを熱弁された記憶があります。 それからというものの、やなさ・たかしさんは、もっぱら気になる存在である。 不安や不満がひたひたとおそってくるとき、アンパンマンのマーチを口ずさむと、まさに、アンパンマ

          本02 『人生のほんとう』(著:池田晶子)

          真面目に不真面目のすすめ。 26歳になる頃、私は一日の大半を布団の中で過ごしていました。 人生で2度目。 一度目は、銀行を退社したものの、5時に起きる習慣がぬけず、朝目覚めてからさしてやることもやりたいこともなく、布団にくるまっていた頃。 そして、コンサルティング会社でのハードなプロジェクトに燃え尽き、「留学を目指します!」といって退職後、実家に引きこもった折が2度目である。 健康で経済的に余裕があった両親がいたからこそ。困らせたのはこの2回きりではないが、両親もさぞ「ど

          本01 『臨床とことば』(著:河合隼雄×鷲田清一)

          あなたが最近聴いたことばはなんですか? 目の前にたしかにいるはずの人に、ことばを尽くしてもつくしても、到底伝わらない感覚。 あるいは、伝わったとたしかに思ったはずなのに、 あとで全く伝わっていなかったことがわかったときの絶望感。 あなたは、ことばの難しさを感じたことがあるだろうか? この本は、そんなことばにまつわる人と人の交わりについて、リアルな生の現場で何が起こっているのか、 そして、そこから派生して世界の、人間の仕組みについて、2人の臨床家の「ことば」を聴ける