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【障害者雇用】優しさと、成功と、自分を祝う青い花。【備忘録】

こんにちは。

春野太陽です。


今日は備忘録というスタイルで、

淡々と昨日今日の私の出来事を残します。

心がほっこりして嬉しかったので、

自分が読み返せるように。



11/30(木)

朝、出勤する。

最近は体調の波が大きいから、休みがちだ。

今日の出勤とて1日ぶり。

前回の出勤で、上司に「また面談したい」と伝えていた。

だから今日は、自分の現状をまた報告しよう。

そして時間をとってもらって2人で会議室へ。


「寒さで身体的にも精神的にも負荷を感じていて起床時の体調がものすごく悪いこと。」


「嘔吐恐怖症と外食恐怖症の私は、出勤前も昼休憩時もまともに食べれず、常に空腹続きで気持ち悪くなってしまう。そこさえ解決できれば午前で早帰りせずに午後まで働けると思うのだがなにか策を打って試してみたい。」

ざっくりそんなことを報告することができた。

そんな折、話の流れで今私の賃貸アパートのエアコンが故障中で極寒の部屋で生活しているということを知った上司は

「えー!それはつらいだろう。こんなに寒いのに。」

そして、

「俺の家に使ってないヒーターあるから使う?
買っておいたんだけど使ってないんだよね。」

と、私からしたら突然の想定外な一言。

ありがたくお借りすることになり、

就業後私のアパートまで渡しに来てくれた上司は、使い方まで説明してくれて

「少しでもあたたまってね」と添えてくれた。

その後私はもう、うれしくてうれしくて

『まさか、部下の家の家電が壊れてたらわざわざ貸してくれる上司おる???
え?優しすぎん????やばい、うれしい』

とヒーターでぬくぬくしながら幸福状態。


私が親から虐待されてきたことも

そのせいで精神疾患に苦しんでいることも

命からがら絶縁して1人でギリギリのお金で生きてることも

ようやく回復してきて社会復帰のために頑張ろうとしていることも

その全てを知っていて味方でいてくれているこの上司は

もしかしたら私を第二の我が子のように慈しみ守ってくれようとしているのかもしれない。

上記は私の勝手な想像の域にはなってしまうが

それでも、まさか仕事場の悩みの域を超えて、

アパートでの生活のことまで気にかけてもらえるなんて

流石に驚いた。もう対応が神様だと思う。

仕事仲間という枠を超えた、優しさのなにかが溢れている。


12/1(金)

目覚めた。もう真冬の天気だ。

今日は布団の横に上司から借りたヒーターがある。

これをつければ一瞬で温風が出てくる。

だから、出勤着をそれであっためてから着た。

掛け布団を剥いでも、すぐに暖まりに行けるから布団から出るのが怖くない。

片手で持ち歩けるヒーターだから、化粧するところにも持っていって足元で温風を感じながら化粧した。化粧したのもいつぶりだろう。

身体がブルブル震えることもなく、自律神経が歪んで倦怠感を感じることもなく、
快適な朝を迎えられた。

上司よ。ヒーターよ。ありがとう。


勤務が始まって数時間。

今日は自分で準備してきたおにぎりがある。

朝はやはりあまり食べられないので

すぐに空腹だ。

昨日の上司の助言の通り、

自分のペースで食事をとらせてもらうことにした。

規定の昼休憩より前に更衣室で1人まったりしながら

手作りおにぎらずを1つほおばる。

静かな更衣室で周りの目も気にならないから

嘔吐恐怖も外食恐怖も発症せずよく食べられた。

その後、食後で気持ち悪くなることや空腹でつらくなることもなく、

午後の勤務も続けることができ、

気づいたらあっという間に今の契約時間のMAXの時間まで会社に滞在できた。

ここ何週間、午前中で帰宅していた。

長くても午後は1時間勤務が限度だった。

でも今日はそれをのらりくらりと超えた。


朝の起床のハードルも、

食事不安のハードルも、

今日はなんだか試行錯誤が成功したみたい。

今日は大きな成功体験ができた貴重な1日。


成功体験にウキウキしながら

退勤ついでにATMへ寄り、週末の通院に必要な現金を下ろそうとした。

そこでふと頭によぎる。

『今日はこんなに頑張れた日だから、自分をお祝いするお花を買おう🌸1,000円多く下ろしてお花屋さんに行こう!』

そしてお花屋さんに入って

たくさんのカラフルなお花の中で何故か目に入った青い花たち。

いつもは黄色やピンクのお花を買いがちだけど、

青がとにかく気になって仕方なかった。

買ったのは青いスプレーカーネーション。

まだ蕾で買ったから、これから咲いて長持ちするね。

そしてまたふと思いつく。

『青い花といえば有名なのは青いバラ。
作るのが不可能とされてきた青いバラは
その花言葉が「不可能を可能にする」だとか「奇跡」だとかだったような。。。

もしかして、自分の不可能の壁を超えて可能にできた今日は、そんな花言葉を秘めた青い花たちに自然に目が惹かれたのかもしれない。。』

なんてね。


これが私の、この2日間で起こった

【優しさと、成功と、自分を祝う青い花。】

の出来事。


金銭的余裕のない中で買った花だけど

やっぱり優しさと成功の出来事を噛み締めながら

『不可能を可能にした青い花』を抱きかかえて

自分は今すごく幸せだ!と思った。


お金なんて欲しがったらキリがない。

他人からの評価も気にしてたらキリがない。

幸せを他人と比べたらいつまでも満足できない。

でも、肩書きも、名誉も、お金も無くたって

少しの自分の成長とお祝いのお花で満足できる私は

本当の幸せを感じられて生きていける人なんだなって

自分の生き方にも自信がついてきたよ。


これが私の、書き残したかった備忘録。

ありふれた日常で、職場で、
日々の少しの努力の積み重ねと、
日々の何気ないみんなの優しさや気遣いが、
どんどん私の成果となってカタチになってる。



2023.12.1(Fri)
春野太陽

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